SICE 社団法人 計測自動制御学会
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 SICEチュートリアルセミナーIEEE制御部門論文賞受賞記念−
 一般化KYP補題に基づく多目的ロバスト設計−

 主催・企画
計測自動制御学会 制御部門
  協賛
システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本機械学会,日本鉄鋼協会,日本ロボット学会,人工知能学会,日本電気計測器工業会,土木学会,ヒューマンインタフェース学会,スケジューリング学会,日本リモートセンシング学会,日本音響学会,日本応用数理学会,日本建築学会,日本航空宇宙学会,日本知能情報ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会,バイオメカニズム学会,自動車技術会,プロセス計装制御技術協会,計装研究会(依頼中を含む) [土木学会継続教育(CPD)認定プログラム]

 
 ご周知のとおり,SICE Annual Conference 2007が今年9月17日(月)〜20日(木)に香川大学(香川県高松市)で開催されます.一昨年と同様にConference第2日目に,学生の皆さんから入社数年目の企業の方までを対象とした有料(賛助会員およびAnnual Conferenceに参加する学生は無料)のチュートリアルセミナーを企画したいと思います.今回は,2006年にIEEE Control System SocietyのGeorge S. Axelby Outstanding Paper Award 受賞(岩崎徹也教授(バージニア大),原辰次教授(東大))の高い評価を得られている一般化KYP補題に基づいた多目的ロバスト設計法に焦点を当てて,多方面でご活躍中の原先生に平易に解説していただきます.
 まず,一般化KYP補題(システムの有限周波数特性)に基づく新しい制御系設計法について基本的な考え方や基礎となる理論を解説していただき,つぎに,制御しやすいシステムとはどのようなものかという観点から,制御対象と制御器の双方の特性を活かして,より高性能なシステムを有限周波数特性に基づいて設計するための統合化設計法ならびにその応用までを,最新の結果をふまえて英語および日本語で講義していただきます.
 Annual Conferenceにお越しの方は,ぜひこの機会にご参加いただければ幸いです.また,Annual Conferenceの参加者に限らず,どなたでもご自由に参加できますので,四国・中国地方周辺の研究者・エンジニア・学生の皆様には,この機会を逃すことなく,ぜひ奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます.特に,賛助会員の方々およびAnnual Conferenceに参加する学生の方々は無料で聴講できますので,Annual Conferenceと同様に積極的なご参加をお待ちしております.なお,賛助会員リストは下記URLにてご覧いただけます.
http://www.sice.or.jp/annai/sancp.html
日  時
2007年9月18日(火) 15:30〜17:30(英語)
                   17:40〜18:40(日本語)
会  場
香川大学幸町キャンパス 教育学部幸町北4号館 2階 ROOM5(422教室)
〔高松市幸町1-1,電話(087)832-1000
http://www.kagawa-u.ac.jp/info/map/campusmap/saiwai_campus.html
交  通
JR線「高松」駅から,ことでんバス下笠居・香西線
「宮脇町」または「幸町(昭和町経由)」下車徒歩10分
講義題目
一般化KYP補題に基づく多目的ロバスト設計
講  師
原 辰次君(東京大学大学院システム情報学専攻)
講義内容(予定)
動的システムはその周波数特性(ゲイン特性や位相特性)によって特徴付けられる.したがって,動的システムの設計は異なる周波数帯域における複数の周波数特性の整形と考えることができる.本講義では,一般化KYP補題(指定した有限周波数区間の周波数特性を表す統一的な線形行列不等式条件)に基づいた多目的ロバスト設計法を平易に紹介する.まず,その背景を述べた後,システム制御理論におけるKYP補題の位置づけを振り返る.つぎに,一般化KYP補題が誕生した経緯を,「制御しやすさ」に着目した制御対象と制御器の統合化設計理論の考え方を通して紹介する.その後,KYP補題から一般化KYP補題への導出のキーとなる有限周波数区間の表現について説明し,一般化KYP補題の具体的表現形式ならびにその意味付けについて解説する.さらに,一般化KYP補題をどのように設計に応用するかのアイデアを述べた後,2つの応用例(PID制御器設計・FIRフィルタ設計)を通してその有効性を確認する.最後に,一般化KYP補題のいくつかの拡張(ロバスト一般化KYP補題・時間領域特性との関係など)を紹介する.
本講義(2時間)は英語で行われる.しかし,より理解を深めることができるように,英語での講義の後,日本語における要点の解説と質疑応答の時間を1時間設けてある.
定  員
120名(定員になり次第,締め切ります.)
参 加 費
正会員 2,000円
一般学生 1,000円
会員外 3,000円
ただし,賛助会員の方々およびAnnual Conferenceに参加する学生の方々は無料です.
申込方法
当日のセミナー受付の混雑が予想されます.必ず事前申込ください.
参加申込URL: https://www.sice.or.jp/bukai_web_appli/sindex.html
内容の詳細および参加費支払方法
下記のSICE Annual Conference 2007のHP内にあるSICEチュートリアルセミナー情報(Tutorial Seminar(in English and Japanese))をご覧ください.http://www.sice.or.jp/sice2007/
当日のセミナー受付の混雑が予想されます.必ず事前支払い(振込他)ください.
問合せ先
水野直樹/名古屋工業大学機械工学科
電話(052)735-5339 FAX(052)735-5342,E-mail:
米田 稔/三菱化学(株)技術・生産センター
電話(086)457-2970 FAX(086)457-2989 E-mail:
伊藤 博/九州工業大学システム創成情報工学科
電話(0948)29-7717 FAX(0948)29-7709 E-mail:
木山 健/大阪大学大学院工学研究科
電話(06)6879-7337 FAX(06)6879-7337 E-mail:
学会事務局
部門協議会担当/電話(03)3814-4121,E-mail:
□講師紹介
原  辰次(はら しんじ) 君(正会員)
1976年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程制御工学専攻修了.日本電信電話公社,長岡技術科学大学を経て,84年東京工業大学工学部助教授,92年同大学大学院総合理工学研究科教授,2000年同大学院情報理工学研究科教授.02年東京大学大学院情報理工学系研究科教授となり,現在に至る.ロバスト制御,サンプル値制御,統合化設計,設計支援システムなどの研究に従事.工学博士.IEEE CSS George S. Axelby Outstanding Paper Award(2006),本会論文賞・教育貢献賞などを受賞.本会,IEEEのFellow.
copyright © 2007 (社)計測自動制御学会