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 第44回自律分散システム部会研究会
 主催・企画
計測自動制御学会 システム情報部門 自律分散システム部会
 協賛
計測自動制御学会 システム・情報部門 身体・脳・環境の相互作用による適応的運動機能の発現に関する調査研究会(移動知研究会),文部科学省 科学研究費補助金 特定領域「身体・脳・環境の相互作用による適応的運動機能の発現−移動知の構成論的理解−」

 来る6月19日(金)に第44回自律分散システム部会研究会を開催いたします.今回のテーマは「ネットワークと相互作用」です.近年,ネットワークに関する研究が盛んに行われ,興味深い研究成果が数多く報告されています.本研究会では東京大学増田直紀氏から,ダイグラフ上の意見形成ダイナミクスに関する話題を提供していただきます.また,大阪大学時田恵一郎氏から,生態系に見られるような「異なるモノが複雑に相互作用するシステム」の取り扱いに関する話題を提供していただきます.奮ってご参加ください.
テ ー マ
ネットワークと相互作用
日  時
2009年6月19日(金) 13:30〜16:30
会  場
東京大学本郷キャンパス工学部6号館3階セミナー室〔東京都文京区本郷7-3-1〕
プログラム
13:30〜14:50 講師:増田直紀君(東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授)
演題:ダイグラフ上の意見形成ダイナミクス
概要:本発表では,ダイグラフ(枝に方向がついているグラフ)上の意見形成ダイナミクスを扱う.各頂点(個人)vは,AまたはBの状態をとる.vは,自分の上流にいる反対意見の頂点が多いと,自分の意見を変更しやすい.固定確率とは,最終的にネットワーク全体が状態Aになる確率である.方向なしのネットワークでは,あるvのみがAである状況から出発する固定確率は,vの次数で書かれる.しかし,ダイグラフでは,vの次数だけでなくネットワークの大域構造が固定確率に大きく影響する.固定確率は,頂点vの影響力の指標となっていることも説明する.
15:10〜16:30 講師:時田恵一郎君(大阪大学 サイバーメディアセンター 准教授)
演題:「複雑に相互作用するたくさんの違うモノ」をどう理解するか?
概要:統計物理学は「同じモノがたくさんある」ことで起る不思議を解き明かしてきた.一方,生物学の対象は「違うものがたくさんある(いる)」.そして,実は,社会や経済の問題,そして巨大で複雑なモノの計測や制御の難しさは,違うものがたくさんあり,それらの間の関係(相互作用)が複雑であることに起因している.「複雑に相互作用するたくさんの違うモノ」のプロトタイプとして生態系などの生物ネットワークについての最近の実証研究や理論研究を紹介する.
参 加 費
無料
申込方法
SICEのホームページに掲載している第44回自律分散システム部会研究会の「オンライン申込」からお申し込みください.
申込締切
2009年6月17日(水)
問合せ先
東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 西成活裕
電話・FAX(03)5841-6596,E-mail:
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