離散事象システム部会(2020年末をもちまして発展的解消)の概要
離散事象システム(Discrete Event Systems, DES)部会は,
2020年末をもちまして発展的解消をいたしました.
これまで,離散事象システム(Discrete Event Systems, DES)部会では,
- 離散事象システム,ハイブリッドシステムの解析・設計・制御に関する理論・応用
- 生産システム・情報システム・通信システム・シーケンス制御などにおけるシステムの記述・論理の検証・
性能評価・スケジューリング・シミュレーション・ソフトウエアツール
を主なテーマとして,当該分野を発展させてきました.
最近の研究トピックはつぎのとおりでした.
- ハイブリッドシステム:人間-機械システムへの応用計算の効率化などが含まれており,実用面からの発表も多い.
- 生産システム:生産システムでは,強化学習やモデル検査ツールを用いた解析・制御など.
- モデリング・同定:金融システムや移動通信システム,人間のスキルなどの応用.
また,これまで,ペトリネットの理論的研究,故障診断,スーパーバイザ制御,モデル予測制御などの研究発表も行われてきました.
以上のように,DES 研究会では,離散事象システム,ハイブリッドシステムの理論を基礎とした幅広い研究発表が行われてきました.
離散事象システムやハイブリッドシステムは,
組込みシステムの基礎理論やシステムバイオロジーなどと密接に関連しており,現在でもその重要性は失っておりません.
なお,DES 部会の主な活動はつぎのとおりでした.
- 離散事象システム研究会の開催(年2回)
- SICE Annual Conference でのオーガナイズドセッション提案
- システム・情報部門学術講演会(SSI)での一般セッション提案
離散事象システム研究会は,夏と冬に開催されており,
電子情報通信学会システム数理と応用研究会(Mathematical Systems Science and its Applications)と併催し,相互交流を行なっておりました.
問い合わせ先
(当時)主査 残間 忠直(ざんま ただなお)
千葉大学 大学院工学研究科基幹工学専攻
E-mail: zanma(at)chiba-u.jp
(当時)副主査 小林 孝一(こばやし こういち)
北海道大学 大学院情報科学研究院
E-mail: k-kobaya(at)ssi.ist.hokudai.ac.jp
(当時)幹事 小中 英嗣(こなか えいじ)
名城大学 理工学部情報工学科
E-mail: konaka(at)meijo-u.ac.jp