計測と制御 2001年7月号

VOL.40 2001

特集「計測のトレーサビリティと国際相互承認」

産業のグローバル化に伴い,国際的商取引における技術障壁の低減が求められている.計測・分析技術は国際的商取引に不可欠な基盤技術のひとつであり,その根幹となるのが計量標準・標準物質である.近年,国家計量標準・標準物質およびこれらを計測・分析技術のエンドユーザにまで供給する体制(トレーサビリティ制度)に関して,諸外国に対して公平性・客観性・透明性を確保することが求められるようになり,多国間で国家計量標準や各国のトレーサビリティ制度を相互承認する動きが起きている.このような世界的な動きが生じていること,また平成5年の計量法改正時にトレーサビリティ制度について解説する特集を組んで以来数年が経過していること等の時宜を考慮し,本特集を企画した.

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