計測と制御 2015年 1月号

VOL. 54, 2015

特集「ソフトマテリアル開発・応用の最前線」

人と直接触をもつようなロボットや医療・福祉はじめ様々分野において、柔軟、軽量でエネルギー効率に優れたソフトアクチュエータに対する要求が高まりつつある。その中でも、電気刺激により変形する機能性高分子材料は、材料自体の柔軟性や、しなやかな動作をすることから、「人工筋肉」とも呼ばれ、実用化が期待されている。機能性高分子材料の開発や応用研究は、これまで日本国内でも盛んに行われてきたが、近年ではアメリカ、ヨーロッパはもちろんのこと、アジア各国でも積極的に行われている。 本特集では、機能性高分子材料の開発動向やそれらを用いたセンサ、アクチュエータの応用事例を紹介し、システム応用の現状や可能性について解説する。他誌でも同様の特集は多く企画されているが、材料特性や応用面のみに注目したものが多い。本特集では、デバイスやシステムのモデル化、制御、センサ応用などにも焦点を当てる。

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