計測と制御 2015年 6月号

VOL. 54, 2015

特集「活発化する3Dプリンター(Additive Manufacturing)の概要とその産業応用」

 政府の2013年版「ものづくり白書」(6/7決定)は世界のものづくりの潮流の変化として3Dプリンターを取り上げ,「低価格化により本格的に普及が進んだ場合,熟練工がもつような高度な加工技術が不要となり,ものづくりの方法が大きく変わる可能性がある」との見方を示し,日本企業が得意としてきた製品開発ノウハウが優位性を失うことへの危機感を表わしている.国産の高機能機種の開発,3Dのソフト技術者の育成など,国家戦略の重要性が増している.また,米国でもオバマ大統領が今年の一般教書演説で3Dプリンターを製造業復活の切り札に掲げ,製造業改革のため3Dプリンターの研究機関を増やすと宣言した.このような背景をもとに装置の最新情報と導入例を解説していただく.

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