計測自動制御学会九州支部

15回講義会

主催:計測自動制御学会九州支部

 九州支部では, 第一線で活躍中の先生に,基礎から最近のトピックスまでをわかりやすく講義していただく講義会を実施しております.今回は京都工芸繊維大学名誉教授大住晃先生に『確率微分方程式とその工学への応用』について,わかりやすく解説していただくという主旨で企画致しました.多数のご参加をお願い申し上げます.

 

日時平成22年12月3日(金) 16:00−17:30

会場宮崎大学工学部総合研究棟(木花キャンパス)2階プレゼンテーションルーム

講師大住 晃 先生(京都工芸繊維大学名誉教授,元宮崎大学教授)

講義題目確率微分方程式とその工学への応用−システム制御分野を中心として

講義内容世の中の現象にはすべて何らかの不確定要素が含まれている. 特に工学においてその対象とするシステムの動特性は外部環境による不規則な要因 ― 不規則外乱の影響をうける.そのような運動方程式(ダイナミックス)は数学的な厳密性を保つために確率微分方程式によって記述される.この確率微分方程式の研究は2006年に国際数学連合より第1回ガウス賞を受賞された伊藤清博士に負うが,現在ではシステム制御工学や現代物理学,さらには金融工学と呼ばれる経済分野まで多分野にわたって用いられ,それぞれの分野で研究が発展してきている. 本講義では,確率微分方程式とはどのようなものか? なぜそれが工学で用いられるのか?さらにシステム制御工学ではどのように用いられているのか? を中心に,本講演者がこれまで続けてきた研究に即して述べる.

 

参加費無料

 

問合せ先宮崎大学工学部情報システム工学科 河野通夫

E-mail: kounoatcs.miyazaki-u.ac.jp(【at】を@に置換して下さい)

 

 

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