SICE九州フォーラム2013

「産業界における制御技術の現状と将来展望」

主催:計測自動制御学会九州支部

共催:計装研究会


期 日  : 2013年8月9日(金)

会 場  : アクロス福岡 608室 (福岡市中央区天神1-1-1)

参加費  : 無料

申込方法 :資料準備の都合上,ご参加の場合は下記問い合わせ先のメールアドレスへ参加人数をご連絡ください.

問合せ先 :

九州大学大学院 工学研究院 機械工学部門

岡田 伸廣

TEL: 092-802-3171

E-mail : okada【at】mech.kyushu-u.ac.jp.

※上記のE-mailアドレスを使用する際は,【at】を@に置換し,最後のピリオドを除いて下さい.


プログラム総合司会 : 岡田伸廣(九州大学)
13:00~13:10はじめに岡田 伸廣(九州大学)
13:10~13:50「次世代制御技術調査研究会について」浅井 徹(大阪大学)
 SICE制御部門の活動の一環として,次世代制御技術調査研究会を設置し,後継調査研究会も含めて5年間にわたって活動を行った.調査研究会には産業界研究者と大学若手および中堅研究者が参画し,その一つの成果として「計測と制御」5月号の特集号が出版されている.本フォーラムも,その特集号に基づいたものである.そこで,本調査研究会設置の経緯や目的,活動内容,得られた成果,解説記事の概要などを紹介する.
14:00~15:00「オンライン品質推定の各種プロセス適用事例と課題」渡辺 雅弘(横河電機)
 科学や経済等の分野で大量のデータ,いわゆるビックデータの有効利用が話題となっている昨今であるが,プロセス制御の分野でも大量のヒストリカルプロセスデータが容易に利用できる環境が整っている.
 これら長期間のヒストリカルプロセスデータを使って製品品質をオンライン推定する手法は各種プロセスで実用化されて制御性能の向上に大きく貢献している.ただし,やみくもに大量のデータを使えばより推定精度の高いモデルが得られるというものでもない.また,説明変数の最適選択やプロセス非定常状態での推定精度悪化といった課題も多い.本講演ではオンライン品質推定の各種プロセス適用事例と課題について述べる.
15:10~16:20「化学プラントにおける制御技術の現状と課題」矢野 邦久(三菱化学)
 三菱化学にて,これまで取り組んで来たPID制御ベースでの安定化活動,高度制御導入事例について紹介するとともに,これまでの取り組みの中で見えてきた課題等について述べる.
16:30~17:30「産学連携による制御技術研究のすすめ」平田 光男(宇都宮大学)
 企業との共同研究など,これから産学連携をはじめたいと考えている方々の参考になるよう,これまで行ってきた産学連携を振り返りながら,その進め方や考え方について私見を述べる.また,時間が許せば,産学連携の具体的な研究事例についても紹介したい.