福祉工学部会 [Jan.2000 - ]

[2007.5.19更新]


部会継続の目的:

福祉を工学的に取り扱うための学問は現段階では十分に体系化 されているとは言えず、その議論の場も少ない。間近にせまった 超高齢社会に対応して、福祉のための産業創生に期待が集まるな かで、福祉を工学的な視点から取り扱う事例が増加しつつあるが、 応用に重点を置く場においては、現場中心、個々の事例に特有の 課題の解決を目的とした研究がなされ、計測・制御やその統合化 技術などに対する学術的な裏付けが十分ではない傾向が強い。 福祉における工学は、対象となる人間の特性を含めた計測技術、 人間の特性を考慮した機械の制御技術など、人間・機械系の総合 技術である。特に計測と制御をインテグレートした取り扱いが重 要な役割を果たすため、計測自動制御学会において主要テーマと して取り扱われている計測技術,制御技術,システム技術が重要 な核になり,さらに,これらの技術を有機的に集積・統合した体 系が必要となる。本部会を当学会の中に設置することは,福祉を 横断的な工学的視点から捉える上で非常に重要な役割を果たす。 本分野は,現在日本が世界に情報を発信する最先端の活動が展開 されている。本部会の講習会や学術講演会におけるオーガナイズ ドセッション等により、情報交換・啓蒙活動を進めたい。それに よって福祉を計測・制御・システムの面からより深く議論する場 を設け,新産業を支える福祉工学の体系化・普及を目指したいと 考えている。