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 会告 : 第18期日本学術会議 当学会関連会員紹介

   第18期の日本学術会議会員の選出にあたり,当学会は計測・制御工学の学術研究団体として,会員皆様のご推薦をもとに計測・制御工学および基礎工学専門の候補者を日本学術会議に推薦しておりましたところ,今般,ここにご紹介する方が,正式に日本学術会議会員に選任され,7月26日に内閣総理大臣より任命されました.先生には向こう3年間,日本学術会議において,計測・制御工学および基礎工学の研究者・技術者の代表として,日本の学術進歩発展にご尽力いただくことになりました.

ふるた かつひさ
古 田 勝 久 君(1940年1月3日生)

[略  歴]
 東京生.1962年3月東京工業大学化学工学課程卒業,67年3月同大学大学院博士課程修了,同年4月東京工業大学工学部制御工学科助手.助教授を経て,82年10月同大学教授.2000年4月より東京電機大学理工学部教授(情報システム工学科).67年7月から69年8月までカナダラバル大学ポストドクトラルフェロー,97年3月カルフォニァ大学バークレイ校Russel Severance Springe Professorを歴任.98年ヘルシンキ工科大学から名誉博士を授与される.
 本会理事・副会長・会長,システム制御情報学会評議員,IEEE システム制御学会副会長,国際自動制御連盟(IFAC)理事,学術振興会未来開拓学術研究推進事業研究評価委員会委員(理工系),日本学術会議17期5部幹事等を歴任.
 現在,宇宙開発委員会技術専門委員会専門委員,国際自動制御連盟表彰委員会委員(Automatica賞委員会委員長)等,第18期日本学術会議では,5部幹事,運審付置企画委員会幹事,組織・制度常置委員会委員,国際会議主催等検討委員会,自動制御研究連絡委員会,標準研究連絡委員会等の委員.

[抱  負]
 日本学術会議は,1948年に設立されて以来,日本の科学者の内外に対する代表機関として科学の向上発達を図り,行政,産業および国民生活に科学を反映浸透させることを目的に内閣総理大臣の所轄として設立された.会員は,関連学会の選挙で選ばれる.本学会が登録団体である自動制御研究連絡委員会には,9つの学会が登録し推薦人を出している. 本学会に関連することとして,自動制御学専門委員会が,国際自動制御連盟の日本国内委員会の役割を果たしていることと,計測工学専門委員会の支援により,IMEKOの総会が日本学術会議の共同主催で開催されたことが挙げられる.第17期では,「地球圏―生物圏国際共同研究の促進について」「我が国の大学等における研究環境の改善について」という勧告を政府にした他「技術者教育の認定制度及び技術者資格問題に対する日本学術会議会長談話」等の談話声明を出している.昨年創立50周年の記念式典を挙行し,本年5月世界科学アカデミー会議をホストとして開催し,内外に対して日本の科学者の代表であることをアピールした.来年度の省庁再編に伴い,日本学術会議は総務省の所管となり,その将来のあり方は,総合科学技術会議が検討することになっている.このような中で発足した第18期日本学術会議は,設立以来の存在価値が発揮されているかどうかが問われることになる.日本学術会議と自動制御・計測工学のさらなる発展に,皆様の力をお借りして尽力したい.
copyright © 2003 (社)計測自動制御学会