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第49回2009年度(平成21年度)計測自動制御学会定時総会 速報
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第49回2009年度(平成21年度)計測自動制御学会定時総会 速 報
昨2010年2月24日(水),東京大学(本郷)山上会館大会議室において本会の第49回定時総会が開かれ,公益社団法人移行認定申請の件を含む理事会提案の議案がすべて承認され,2010年度中の新公益法人制度への移行および2011年の50周年に向けた本格的な事業活動のスタートが切られました.
総会に先立って開かれた役員・賛助会員懇談会では,曽禰副会長より「50周年に向けたSICEの2010年度の主要課題」の講演があり,SICEの2009年度の活動成果を礎とし,将来ビジョンの確立と発信,産官学連携の具体的アクション,および
論文誌の革新を含む課題とその展望が述べられました.また,50周年記念事業準備と公益社団法人移行年度として,その先,その向こうを目指すための決意も明らかにされました.
総会は,原会長が議長となり,まず,2010年度(平成22年度)の新会長に曽禰寛純氏((株)山武執行役員常務)を,理事25名,監事3名とともに選出することが承認されました.
なお,総会直後に開催された2010度第1回理事会において,理事の互選により,副会長に石川正俊氏(東京大学教授)と早川義一氏(名古屋大学教授)を選出するとともに,常務理事の指名および会務の指定が行われました.
続いて,2009年度(平成21年度)事業報告,決算報告および関連財務提案が承認され,2010年度(平成22年度)事業計画および予算案が説明提案されました.
2010度事業計画の骨子は次の通りです.
公益社団法人への移行が予定されるSICEにとって新たな幕開けの年度となる.SICEを取り巻く環境は厳しいが,2011年度の50周年を機会にSICEの新しい姿への飛躍の本格的な準備の年にあたり,2009年度の成果を活かし,1)SICE
Any-time Everywhere(いつでもどこでもSICE),2)産業界との積極な関わりに対する基盤強化
および 3)SICE内外での異分野融合・横断型 を事業運営の3つの柱とし,以下の事業を推進する.
@新たな将来ビジョンの創出による事業全体の活性化
A2011年50周年記念事業の前年度準備
B新公益法人制度移行の完遂と学会基盤の維持・強化の検討継続
C国際化の推進 − SICE2010 in TAIWAN の成功を梃子に
D論文・会誌事業の強化,見直し
E国際標準化事業の2年目の本格的活動の推進
F教育事業の推進 − 新人材育成塾のスタートを含む前進
以上の事業計画が,予算案とともに審議され,全会一致で承認されました.会費,広告,著作物関係の収入減に対応する施策の立案・実行についての討議も行われ,出席者全員で2010年度のSICEの大きな前進に向けた活動の推進を確認しました.
これまで2年近く準備・検討してきた新公益法人対応準備の集大成としての公益社団法人移行認定申請に関する理事会提案がなされ,@定款変更案,A会員規程,B会費細則
および C設立時代議員予定者120名の選出 が全会一致で承認されました.今後3月から4月の公益認定申請作成と申請に向けて,
引き続き新公益法人対応準備委員会を中心とする最終段階の作業が続きます.
恒例の学術奨励賞14件の贈呈が行われ,若手研究者・技術者の今後の活躍にエールを送りました.本年度より創設された国際標準化賞
功績賞および同 奨励賞の第1回贈呈があり,それぞれ1名の方が受賞されました.この授与を機に本会の国際標準化事業がさらに大きく進展すると思われます.さらに,計測制御エンジニア認定証が,9名に授与され,2009年度の認定者は累計で45名となり,今後の計測制御エンジニア会の活発な活動が期待されます.
なお,特別講演では,気象予報士の佐々木聡美氏((株)ウェザーマップ)をお招きし,「天気予報の本音」をお話しいただきました.天気予報は,SICEの技術とも関連がありますが,これまでにはあまり取り上げられていないこともあり,また,気象予報士・お天気キャスターとしてのエピソードも含まれており,参加者にとって面白い講演になりました.
総会終了後,出席者交流会が開催され,例年より多くのご参加を得て,退任された役員の方に感謝し,懇談を楽しみました.SICEに長年貢献された方々を代表して,山ア弘郎元会長より,今後のSICEの発展へのエールを込めたご挨拶をいただきました.
第49回総会風景 第1回SICE国際標準化賞の受賞者
曽禰新会長より原会長へ感謝状贈呈
(出席者交流会)
(文責 SICE事務局 島貫 洋)
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