計測と制御 2012年 4月号

VOL. 51, 2012

特集「コンピューテーショナル・インテリジェンスの新展開−クリフォード代数表現など高次元表現を中心として−」

近年,実数で表現されていたニューラルネットワークを複素数などに高次元化 したニューラルネットワークのモデルが提案され,その情報処理能力,学習法 や応用などに関する研究が盛んに行われている.たとえば,複素数(二次元の 数)は,通信,画像処理などの分野で,また四元数(四次元の数)は,地震 学,ロボットなどの分野で使用されていて,応用研究も進められている.本特 集では,豊かな表現能力を持ち高度な計算知能を実現できるものとして期待さ れている高次元の表現を用いたニューロコンピューティングを取り上げる.複 素表現,四元数表現,さらにはそれらを一般化したクリフォード数表現( 次 元の数)を用いたニューロコンピューティングの基礎理論から最新の応用まで 様々な問題についての紹介と今後の展開について解説する.また,ニューロコ ンピューティングを広く捉え,コンピューテーショナル・インテリジェンスへ の展開についても採りあげる.

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