「人新世のシステム学」技術専門委員会とは

本委員会は、ブレストバトルにより、2023年度に設置された委員会です。SICEのすべての部門を統括する部門協議会の直下に設置されている委員会で、SICEのすべての部門にまたがる横断的な活動を行っています。

またSICEに設置されている多くの部会や調査研究会が、どちらかというと課題解決を重点においてとして活動を行っているのに対し、本委員会では、課題創出を重点において活動しています。

人間の活動が地質学的な影響を与えている時代、すなわち人新世の時代を迎えたといわれている現代において、SICEが取り組むべき課題を創出していく活動をめざしています。

主として以下のような活動を行っています。

  •  既存の科学・工学を乗り越える人新世の新しいシステム学の提唱
  •  持続可能性に挑戦できる計測・制御・システム論の構築のための研究調査
  •  SDGs のシステム論的考察と、「真の SDGs」を実現するための計測・制御システム技術の研究調査
  • 人の功利的行動だけでなく、主観、倫理観、欲望などの計測・可視化を実現し、それらを利用するための制御・システム技術の研究調査
  •  人新世のサイバネティクスのあるべき姿についての研究調査

委員会の設置の詳しい経緯については、委員会設置趣意書をご覧ください。

委員会へのお誘い

委員会の活動にご興味のある方は、是非、委員としてご参加ください(連絡先:幹事 伊藤(群大)tadashi_ito@gunma-u.ac.jp)。

お知らせ

 2026年度 第1回人新世のシステム学技術専門委員会 講演会(オンライン開催)
日時:2026年3月23日(月)15:30〜17:30

講演者:村澤真保呂先生(龍谷大学社会学部教授)
タイトル:「人新世」時代の自然と人間——自然環境保全と学術パラダイムの転換について
概要:近年の国際的な環境保全の政策・科学には大きな変革の波が押しよせている。すなわち、自然科学中心の環境保全の手法から、あらたに人文学の知見を重視した手法への転換である。というのも、現実の地球環境は人間から独立した領域ではなく、人間と密接に関係しながら成り立つ領域であり、その関係を無視して自然環境問題に対処することの欠陥が深く認識されたからである。そこから、近代学術の基盤にあるデカルト的自然観(精神と物質、人間と自然をそれぞれ独立した領域として区別し、自然を物質とみなす観点)が、これまでになく真剣に問い直されている。そして精神と物質、人間と自然を区別することのない、新たな学術的世界観の構築が求められている。本講演では、近年の自然環境保全政策の転換とその背後で進行している学術パラダイムの転換を概説するとともに、演者が取り組んでいる里山研究を事例として、制御工学の分野との接点を探りつつ、自然と人間をむすぶ新たな学術的観点を探索してみたい。

オンライン参加申込:https://forms.gle/BssdR27LLaxwRsqj9​(申込締切3月18日)
連絡先:群馬大学 伊藤直史(tadashi_ito@gunma-u.ac.jp)

更新情報

  • 2026年2月24日 お知らせに2026年度第1回講演会(3/23)を掲載しました。
  • 2025年11月20日 お知らせに第4回講演会(12/1)を掲載しました。
  • 2025年10月3日 お知らせに第3回講演会(10/20)を掲載しました。
  • 2025年7月29日 お知らせに第2回講演会(8/19)を掲載しました。
  • 2024年10月15日 委員会ホームページ開設しました。