特別講演: 9月21日(水) 13時10分~14時30分
江尻 晶 教授(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
「核融合研究と計測の開発」

 国内国外の核融合研究を概観し、核融合炉における計測の課題を紹介する。また、種々のマイクロ波計測手法を取り上げ、原理、成果、課題を解説する。

 日本がかかわる大型プロジェクトとして、フランスに建設中のITER装置、茨城県で稼働し始めたJT-60SA装置、日本の原型炉設計開発活動があげられる。これらと国内外の研究を概観し、核融合エネルギーの研究開発状況を説明する。

 核融合炉の炉心は高温プラズマであり、計測は非接触でなければならない。また、プラズマは乱流状態であること等から、様々な計測が開発されてきた。さらに原型炉では、厳しい放射線環境等、これまでとは異なる条件での計測の開発が要求されており、国内の原型炉計測の検討活動について紹介する。

 マイクロ波領域の波は、プラズマで大きく屈折率を変えること等の理由で、核融合研究に多用されてきた。種々のマイクロ波計測の原理、成果、課題を解説する。

 

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