統合知能メカトロシステム研究委員会
平成18年度 第2回講演・見学会


主 催: 

計測自動制御学会中部支部

日 時: 2006年8月3日(木) 13:30〜16:30

会 場: 

三菱電機株式会社 稲沢製作所  本館1F 第11・12応接室
所在地 愛知県稲沢市菱町1 JR東海道線稲沢駅より南約1km
(参考URL http://www.mitsubishielectric.co.jp/

スケジュール

13:30-14:30 講演 名古屋大学大学院工学研究科 稲垣伸吉 先生
「確率的切り替えを伴う線型モデルによる人間行動のモデル化と解析」
14:30-15:30 講演 名古屋工業大学大学院工学研究科 佐野明人 先生
「歩行現象の力学原理から見たヒトの歩行」
15:30-16:30 見学会 三菱電機株式会社 稲沢製作所
エレベータの製造工程エスカレーター組立工場及びショールームを見学予定

講演要旨

「確率的切り替えを伴う線型モデルによる人間行動のモデル化と解析」 名古屋大学大学院工学研究科 稲垣伸吉 先生
自動車の運転行動に対するアシストシステムや,バイオメトリクスに代表される人間行動からの個人認証システムを実現するには,人間の知覚情報を入力とし,行動を出力とする数理モデルの構築が必要である.本講演では,確率的切り替えを伴う線型モデルによる人間行動のモデル化についてその基礎から説明する.また,自動車の運転行動の解析,peg-in-holeタスクにおける人間行動の解析,歩行動作に基づく個人認証などの応用についても説明する.

「歩行現象の力学原理から見たヒトの歩行」 名古屋工業大学大学院工学研究科 佐野明人 先生
受動歩行は,歩行機のもつダイナミクスと環境との相互作用のみによって,理想とする自然な歩容を形成する.特に,安定したリミットサイクルが存在するという重要な特徴をもつ.歩行は物理現象そのものであり,ヒトは歩行現象を移動原理として巧く使っているのではないか.本講演では,歩ける原理として,受動歩行の 平衡点の力学的構造ならびに安定メカニズムを紹介し,この力学原理からヒトの歩行を考えてみる.

参加費: 無料

申込方法・問合先: 

氏名,所属,役職,SICE会員か否か,をご記入の上,2006年7月23日までに下記へご連絡ください.

<連絡先>
岐阜市柳戸1−1
岐阜大学工学部人間情報システム工学科
伊藤 聡
TEL/FAX:058−293−2540
Email: satoshi@cc.gifu-u.ac.jp


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