第45回 北海道支部通常総会
総会の出欠の御都合を平成20年1月11日(金)まで同封のハガキカードを
返信封筒に入れてお知らせください。
御欠席の場合は,お手数ですが委任状を御提出下さい。
日時:平成20年1月17日(木)13:00〜
会場:北海道大学 学術交流会館 (支部学術講演会A会場)
議題:
(1)平成19年度支部事業報告の件
(2)平成19年度支部会計報告の件
(3)平成20年度支部事業計画及び予算の件
(4)平成20年度支部役員及び評議員選任の件
(5)その他
<講演募集><プログラム><執筆要領>
期日: 平成20年1月17日(木), 18日(金)
会場: 北海道大学 学術交流会館 [札幌市北区北8条西5丁目, JR札幌駅北口 徒歩7分, 北大正門から入り左手すぐ]
特別講演: 「ヒトはなぜ二足歩行できるのか? --力学系からのアプローチ--」
神戸大学 大学院工学研究科機械工学専攻 教授
大須賀 公一 先生
1月17日午後を予定
特別講演概要:
ヒトは巧みに二足歩行を行っている.そこには脳神経系が大きな
役割を果たしていることは明らかである.ただ,実はそれだけでは
なく,身体自体にある種の歩行能力が力学系として備わっている
ことがわかってきた.本講では,アクチュエータを用いずに緩やかな
坂道を歩き下る受動的動歩行にその歩行原理をもとめ,ヒトの二足
歩行獲得の理由に力学的観点から迫る.また同様に四脚歩行動物
の歩行について,四脚受動的動歩行を考えることでその歩行原理
を探る.
講演申込: (1) 講演内容は広く計測,制御,システム,情報に関連する内容とします.
(2) 講演時間は15分(討論を含む)の予定.
(3) 講演会場では,液晶プロジェクタが使用できます.PCは各自でご持参ください.
(4) 講演希望者は,講演題目,講演者ならびに連名者氏名,勤務先,同住所および連絡先,メールアドレス,講演内容を示すキーワード(複数可)を明記し,下記期日までにE-mailにてお申し込みください.
講演申し込み締切: 平成19年12月7日 (金) 必着
講演原稿: A4で2ページ,あるいは4ページ
原稿締切: 平成19年12月17日 (月) 必着
別刷代(投稿料): 5,000円 (2ページ), 10,000円 (4ページ)
参 加 費: 無料 (論文集3,000円)
懇 親 会: 平成20年1月17日(木) 夕刻より予定
申 込 先: E-mail: (申し込みはE-mailからのみとさせていただきます)
問合せ先: 〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目 北海道大学
大学院情報科学研究科 システム情報科学専攻 気付
(社)計測自動制御学会北海道支部 電話 (011)706-6451
演題:「人工物の知能化・生命化に向けた創発的アプローチ
− 生物のような「生き生きとしたシステム」はいかにして構築できるか −」
講師: 東北大学大学院工学研究科 教授 石黒章夫 先生
日時: 2008年1月11日(金)15:00-16:30 (変更があり新しくなっています。)
場所: 北見工業大学情報システム工学科1号棟2階 E231講義室
概要:
現在の人工物のほとんどは,設計時に想定された環境に対して極度に最適化
されている.このため,稼働環境が想定環境から逸脱するやいなや発現する機
能は著しく劣化するという,きわめてピーキーな特性を示すのが普通である.
つまり,現在の人工物には,プリミティブな生物ですら示すような「しぶと
さ」や「打たれ強さ」といった「生き生きとした」特性が完全に欠落している.本
講演では,このような知の形態(さらには生命状態を持つと思われるような人
工物)の実現を目指してわれわれが進めているいくつかの事例研究を紹介しな
がら,創発性という概念が持つ意義を考えてみたい.
演題:「バーチャルトレーニングとOJT融合によるものづくり基盤技術の獲得と人材育成」
講師: 埼玉大学工学部 機械工学科 教授 綿貫 啓一 先生
日時: 2007年12月10日(月) 17:00-18:30
場所: 室蘭工業大学 C303
概要:
日本の製造業においては,生産拠点の海外移転による産業の空洞
化や熟練技能者の大量退職による2007年問題など,日本のものづ
くりを支えてきた基盤的技術産業において「匠の技」の衰退が懸
念されている.ものづくりのための技能の修得には,視覚的な体
験だけでなく,工具や製品の重量感や触り心地,音などのような
五感による体験や複数の技能者間のコミュニケーションも重要な
ことである.そこで,マルチメディア技術・バーチャルリアリ
ティ技術による形式知・暗黙知の視覚・聴覚情報呈示およびロ
ボット技術・ハプティック技術による力触覚情報呈示を融合した
没入型仮想共有環境システムについて紹介するとともに,そのシ
ステムを用いた場の共有による製造知識や技能の獲得と新たな人
材育成法について述べる.人とロボットの協働による技能伝承の
実践事例として,鋳造現場における型合せや突き固め作業などの
VRベースによる身体知の獲得,技術者−技能者間でのデザインレ
ビューにおけるVR環境下でのコミュニケーションの促進について
紹介する.
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
演題:「身体性に基づく行動・認知の創発」
講師: 東京大学 國吉 康夫 先生
日時: 2007年11月6日(火) 13:00〜14:30
場所: 北海道大学 情報科学研究科棟 11F 中会議室
概要:人間の知能の本質は,新奇状況への適応能力である.従って,本質的に
変化する存在としてとらえなければならない.このような対象へのアプローチ
として妥当なのが,創発・発達的構成論である.
現状,我々は,変化の原理として創発的なダイナミクスを,それに意味を与え
る構造として身体性を位置づけ,研究している.アフォーダンスに近い意味で
身体性が有する可能態としての運動パタンを顕在化させ,疑似安定状態とする
一方で,外乱や状況変化に応じて即応的に別のパタンに移る,ことが基本機能
として求められる.このように経験されたパタンに伴う感覚運動情報を脳が獲
得することで,身体や行動の表現が獲得されていくと考えている.本講演で
は,ダイナミック運動における身体の効果を簡単に見たあと,カオス結合系と
身体・環境系の相互作用による行動創発,そして,赤ちゃんの身体および神経
系のシミュレーションモデルにおける,行動の創発と脳内表現の獲得に関する
研究状況を紹介する.
チュートリアル講演ですので、学生の皆様の聴講も大歓迎です。
せっかくの機会ですので、多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
演題:道産衛星 HIT-SATについて
講師:北海道工業大学 工学部 助教授 三橋龍一 氏
期日:平成19年3月4日(日) 13:00〜
会場:北海道工業大学 G205教室
概要:2006年9月23日の早朝6時36分に,鹿児島県の太平洋に面する肝付町に
位置する日本国内のロケット打ち上げ施設としては種子島宇宙センターに並ぶ存
在である内之浦宇宙空間観測所より,北海道初の人工衛星となったHIT-SATが
打ち上げられた。HIT-SATの概要や開発から打ち上げや管制運用までの様子を紹介する。
主催:北海道エージェントスケジュールプロジェクトト
共催:計測自動制御学会北海道支部
(1)平成19年9月30日(日)13:00〜17:00
北海道工業大学図書館1階
「第7回ロボット・トライアスロン札幌開催」
主催:ロボットトライアスロン運営委員会
(2)平成19年10月21日(日)13:00〜17:00
室蘭工業大学大学会館
「第7回ロボット・トライアスロン室蘭開催」
主催:ロボットトライアスロン運営委員会
期日:平成19年1月18日(木)− 19日(金)
会場:北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8条西5丁目,JR札幌駅北口徒歩7分,北大正門から入り左手すぐ)
講演申込締切:平成18年12月8日(金) 必着
原稿締切:平成18年12月20日(水) 必着
参加費:無料(論文集3000円)
特別講演:「学習によるメカトロニクス系の最適制御」
名古屋大学大学院工学研究科 助教授 藤 本 健 治 氏
概要: 制御工学においてもっともポピュラーな制御法の一つである最適制御は、
非常に役に立つ反面、非線形の制御対象に対しては導出が難しいことが知られている。
本発表では、メカトロニクス系を制御対象としたときの最適制御問題を、学習制御の
枠組みで解く手法を紹介する。これによって例えば簡単な歩行ロボットのエネルギー
最小の歩様を、学習的に生成することが可能になる。このようにメカトロニクス系特
有の性質を利用すれば、従来より簡単な構造で高度な制御が可能になる場合がある。
本発表では、このような力学的性質を利用した制御法全般について述べる予定である。
※ 今年度は、18日の支部総会の後ではなく、18日夕刻、あるいは19日に実施いたします。
支部長 | 和田 充雄 | 北海道大学大学院情報科学研究科複合情報学専攻 |
幹事 | 石動 善久 | 北海道大学大学院情報科学研究科システム情報科学専攻 |
榮坂 俊雄 | 北見工業大学情報システム工学科 | |
永野 宏治 | 室蘭工業大学工学部情報工学科 | |
(庶務)
|
山下 裕 |
北海道大学大学院情報科学研究科システム情報科学専攻 |
会計監査 | 岡 和彦 | 北海道大学大学院工学研究科応用物理学専攻 |
評議員 | 相津 桂永 | 室蘭工業大学工学部機械システム工学科 |
魚住 超 | 室蘭工業大学工学部情報工学科 | |
河原 剛一 | 北海道大学大学院情報科学研究科生命人間情報科学専攻 | |
川村 武 | 北見工業大学電気電子工学科 | |
塩谷 浩之 | 室蘭工業大学工学部情報工学科 | |
島津 洋一郎 | 北海道大学大学院工学研究科エネルギー環境システム専攻 | |
鈴木 幸司 | 室蘭工業大学工学部情報工学科 | |
高井 信勝 | 北海学園大学工学部電子情報工学科 | |
田中 孝之 | 北海道大学大学院情報科学研究科システム情報科学専攻 | |
長島 知正 | 室蘭工業大学工学部情報工学科 | |
野中 秀俊 | 北海道大学大学院情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻 | |
橋本 幸男 | 室蘭工業大学工学部電気電子工学科 | |
花島 直彦 | 室蘭工業大学工学部機械システム工学科 | |
馬場 直志 | 北海道大学大学院工学研究科応用物理学専攻 | |
疋田 弘光 | 室蘭工業大学工学部機械システム工学科 | |
深谷 健一 | 北海学園大学工学部電子情報工学科 | |
三上 貞芳 | 公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科 | |
山本 克久 | 北海道大学大学院情報科学研究科生命人間情報科学専攻 | |
顧問 | 大塲 良次 | 北海道大学名誉教授 |
神谷 祐二 | 北見工業大学名誉教授 | |
島 公脩 | 北海道大学名誉教授 | |
伊達 惇 | 北海道大学名誉教授・北海道工業大学総合教育研究部 | |
土谷 武士 | 北海道大学名誉教授・北海道工業大学工学部電気電子工学科 | |
本部評議員 | 小林 幸徳 | 北海道大学大学院工学研究科人間機械システムデザイン専攻 |