計測と制御 2004年11月号

VOL.43 2004

特集「この“地球”をもっと知りたい−リモートセンシングへの期待−」

リモートセンシング技術が芽生えて早くも30余年になりますが、地球的規模の環境変化の急速な進展に伴い、海洋・気象・農業・国土保全等への影響が派生し始めており、人類の将来的な安寧にとって暗雲が漂っている昨今、これらの課題に対処し得る有力な技術として、リモートセンシング技術のより一層の研究開発が、我が国のみならず欧米を初めとする全世界的な先端的な技術開発に携わる者に課せられております。また一方では、人類の生産活動の基盤となる新たな資源の探索、環境保全のための科学的基盤の拡充、社会資産の発掘等、リモートセンシングの適用分野の急速な広がりも着実に進み、より確かな技術の開発が求められています。この特集は、これらの近年の情勢に鑑み、革新的な技術の研究開発のための課題を総集することは意義深いものと考え、高機能センサー、将来型システム等の研究開発が進む新たな動きに合わせた次世代リモートセンシング技術の動向に焦点を絞り、本学会が目指す革新的な計測技術の研究開発への誘いに寄与しようとするものです。


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