計測と制御 2006年3月号

VOL. 45, 2006

特集「自動車制御の昨日,今日,明日」

自動車の歴史において,1970年代の機械系の改良による性能向上,排ガス規制に端を発する80〜90年代の電子化による機械系の動作制御とそれに続くX-By-Wireなどの電動化による発展,そしてITSなど近年の情報化による安全性や効率の向上など,制御工学は各時代における問題解決と技術革新に大きな役割を果たしてきた. 本特集では,身近なモーションコントロールの対象として,多様な制御系で駆動される自動車を取り上げる.各時代に生じた課題とそれを解決した制御技術・理論を解説し,さらに近未来の自動車制御における課題を示す.この様に制御問題の解決過程と将来の問題を示すことによって,学生読者や制御の研究者,自動車産業への参入を検討している他分野のエンジニアの興味を喚起する,自動車制御の教材となる特集にする.


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