計測と制御 2013年 6月号

VOL. 52, 2013

特集「ロボット競技と計測制御」

近年,高機能なマイコンやセンサが安価に利用できる環境が整ってきたことから,かつてはラジコン同然であった競技用ロボットにおいても,高度な制御やセンシング技術,ソフトウェアが用いられるようになりつつあり,今後,計測・制御を研究開発するコミュニティとこれらのコミュニティは,技術的・人材的な観点から,より深い関連を持つようになっていくものと思われる.しかしながら,これらの活動成果は各コミュニティの中だけで共有される傾向にあり,大きく紹介されることは少なかったように思われる.そのような状況において,本企画は競技者・指導者の視点から,競技用ロボットに使われている計測・制御技術や,製作の事例および,目標,問題点を紹介することにより,要素技術・理論研究者に話題を提供し,また問題点を共有することを目的とする.

☝ 学会誌「計測と制御」に戻る |前号へ |次号へ

Copyright © 2000-2013 (社)計測自動制御学会