SICE関西支部 「プロセス制御のオープンシステム化」研究会 活動状況


オープンシステム化とプロセス制御のかかわりを考える情報交換の場として、 「プロセス制御のオープンシステム化」研究会を企画し、現在活動中です。

会員募集 (実施済)
期間:2010年1月8日(金)〜2010年1月29日(金)
登録者:36名 (主査・幹事を含む)

第一回研究会 (実施済)
日時:2010年5月26日 (水) 13:00〜19:00
場所:三菱電機株式会社 名古屋製作所 FAコミュニケーションセンター
テーマ:PLC (シーケンサ) の性能向上と信頼性の高度化

参加者:17名 (主査・幹事を含む)
内容:低価格で汎用性の高い PLC (Programmable Logic Controller) のプロセス制御システムへの適用に関して、まず現在の PLC 技術を知ることを目的に、PLC を使ったサーボモータ組立工場の見学会と最新 PLC 技術のセミナーを行った。また、今後の研究会活動について議論するとともに、懇親会を行って親睦を深めた。
第二回研究会 (計画中)
日時:2010年8月25日 (水)
場所:株式会社神戸製鋼所 加古川製鉄所
テーマ:プロセス制御の現場とオープンシステムの適用事例 (仮)

第三回研究会 (計画中)
日時:2010年11月末〜12月頭
場所:大阪エリア
テーマ:プロセス制御におけるオープンシステム化の展望 (仮)



SICE関西支部「プロセス制御のオープンシステム化」研究会について

研究会の目的:オープン仕様の汎用コンピュータや低価格で汎用性の高い PLC(Programmable Logic Controller) などのプロセス制御システムへの適用について,調査検討する。特に,鉄鋼プラントや電力プラントなど,高い性能や品質が必要とされる分野を対象に,生産性が高い制御モデルの開発プロセスの定義や,システム性能や品質の定量化技術に焦点を当てる。

活動内容:以下の四つの切り口からプロセス制御のオープンシステム化について調査検討する。

  1. 最新技術の調査:現状のオープン系制御システムソリューションや,各社の汎用 PLC の機能を調査し,整理する。

  2. 適用分野の調査:高速性が必要な鉄鋼プラントや高い信頼性が必要な電力プラントのように,オープンシステムや汎用 PLC がこれから加速度的に普及して行くと予想される分野を対象に,必要な要求要件などを整理する。

  3. 設計プロセス技術や標準化動向の調査:モデル駆動やテスト駆動にいたる開発プロセスの調査や,設計データの再利用を目的とした標準化動向について調査を行う。

  4. 性能・品質保障技術の検討:オープンシステムや汎用 PLC を使った制御システムにおいて、性能や品質を保証するシステム構築技術を検討する。


以上を具体化するために,先進的な事例を紹介する講演会,PLC ベンダの工場見学や技術セミナーなどを企画・開催し,研究会メンバー間で情報交換と意見交換を行う。

活動期間:2009年12月1日〜2011年1月31日

主査:藤崎泰正 (神戸大学)
幹事:土屋達弘 (大阪大学),前田知幸 (神戸製鋼),中川晃一 (三菱電機),
    岩木保雄 (SICE関西支部)