準備中:
SI部門運営委員会にてSI部門に所属するべき部会として議論済みであるが,部門協議会にて承認を受ける手前の設立申請準備中の部会
提案受付中: 設立提案の意志表示があったが,SI部門運営委員会にて議論されていない設立提案受付中の部会
主査 :村上弘記(IHI)
副主査:坂口健(産総研)
幹事 :菅原雄介(東北大)設立趣意:
SICEにおいては多くの部会が制御理論などの理論面から 制御システムを考察 しています。これに対して、1999年度設置の自動化機器部会ではハードウエア の面を中心に制御システムを考察していこうとする点を特色に、2000年度には オートメーション部会と改称し、ハードウエア面を含めた自動化システムを担 当する部会という立場で活動して来ました。しかし「オートメーション」とい う名称がともすれば工場を連想させ部会活動の対象範囲を限定的に印象づける 恐れもあるため、今回、自動化システム部会と改称して、今後も広範囲の分野 で 部会活動を推進してまいります。 人間の体の延長である道具、道具を組み合わせ人間の体にはない機能にまで 拡張した機械、さらにこれらを高度化してより人間に有用な働きを実現するシ ステムインテグレーションという大きな流れの中で自動化を位置づけ、主とし てハードウエアの面から、人間の幸福の増大に資する制御システムを考察して いくことを目的とします。
主査 :並木明夫(東京大学)
副主査:稲垣克彦(東海大学)
幹事 :平田泰久(東北大学)設立趣意:
ロボティクスは総合技術である.特に,計測自動制御学会の中で主要テー マとして取り扱われている計測技術,制御技術,システム技術がその中での 重要な核になり,さらに,これらの技術を有機的に集積させなくてはならな い.本部会を当学会の中に設置することは,ロボティクスをそのように横 断的な統合化という観点から捉える上で非常に重要な役割を果たす.さらに, 本部会の前身である「ロボット工学部会」の精神を受け継ぎ,SICE標準アー ムを用いた講習会や学術講演会におけるオーガナイズドセッション等により 啓蒙活動を進めたい.それによってロボティクスを計測・制御・システムの 側面からより深く議論する場を設け,産業分野へのロボティクス技術の普及 を目指したいと考えている.担当分野:
当部会の担当分野は,ロボティクスにおける計測・制御・システム全般 であるが,特に,ロボティクス固有の計測・制御・システムの問題を理論 的側面から取り扱い,産業分野への橋渡しを行う.例えば制御分野では, 力学や制御理論から見たロボティクス固有の制御問題としてタイナミクス ベースト制御の理論的考察と実用化を,計測分野では,ロボットの触覚や 視覚などを含めたロボティクスに関わる計測関連分野,すなわちセンサや それに伴う情報処理技術を取り扱う.また,遠隔操作系やロボットと人, ロボットとロボットの関わりでは,計測・制御・システムの統合化システ ムも取り扱う対象となる.
主査 :藤本康孝(横浜国立大学)
副主査:大野秀隆(湘南工科大学)
幹事 :野中謙一郎(東京都市大学)設立趣意:
メカトロニクスシステムは、メカニズム、センサ、アクチュエータ、情報処理等を総合したシステムで、計測自動制御学会における主要テーマである計測技 術, 制御技術,システム技術を有機的に集積させるものである。メカトロニクスという語は日本製であることからも日本人の気質に最も適合し世界的競争力の求めら れる中で生き残れる技術の一つであろう。然るに、これまで当学会にこの類の部会が存在しなかったことは不可思議である.本部会を当学会の中に設置すること は,基幹技術をメカトロニクスの視点から横断的な総合化する上で非常に重要な役割を果たす.
メカトロニクス技術が認知されて久しくあらゆる産業分野で利活用されているが、これまでの工業技術の効率主義の反省から人間を含む環境との調和したメカト ロニクス技術の開発が待たれている。人間研究を視野においたメカトロニクスシステムの開発を目的に、広くシンポジウム、講習会や学術講演会におけるオーガ ナイズドセッション等において、計測・制御・システムの側面から次世代のメカトロニクスシステムを構築するための議論の場を設け、産業応用分野への適用を 図りたいと考えている。
担当範囲:
当部会の担当分野は,当学会の計測・制御・システム全般であるが,特に,人間研究と絡めたメカトロニクスの計測・制御・システムの問題を理論的・実用的 な 面から取り扱う。例えば、計測分野では,触覚や視覚などの既存の情報や人間の感性などに係わるセンサやアクチュエータとその情報処理技術を、制御分野で は,力学や制御理論から見たメカトロニクス固有のダイナミクスと制御の理論的考察と実用化を取り扱う.また,人間の脳の情報処理メカニズムをメカトロニク スと人との関わりで捉えた統合化システムも取り扱う対象となる.
主査 :中西弘明(京都大学)
副主査:塚越秀之(東京工業大学)
幹事 :土井智晴(大阪府立高専)設立趣意:
阪神淡路大震災に代表されるように、世界各地で大規模な災害が頻発している。 それに対して、適切な緊急対応を行い、災害被害を最小限に軽減し、 人命を救うことの重要性は言うまでもない。 この問題に対して計測自動制御学会の関連する技術は 様々な点から貢献することができると考えられる。 しかしながら、これまで緊急対応問題を専門に扱い議論する部会が存在せず、 研究がほとんど行われてこなかった。 以上を鑑み、ここにレスキュー工学部会を設立することを提案する。 その主たる目的は、 「レスキュー工学」という分野を新たに創設し、 計測自動制御学会に関連した学術的立場から、 緊急対応問題への貢献を行うことにある。担当分野:
大規模災害における緊急対応問題に関連する、 ロボット、システム、計測、制御、情報、通信、意思決定支援等についての 基礎から応用に至る分野。
http://www.sice.or.jp/%7Esi-ae/
主査 :小野栄一(厚労省)
副主査:榊 泰輔(九州産業大学)
副主査:佐藤 滋(産総研)
幹事 :梶谷 勇(産総研)
幹事 :本間敬子(産総研)部会継続の目的:
福祉を工学的に取り扱うための学問は現段階では十分に体系化 されているとは言えず、その議論の場も少ない。間近にせまった 超高齢社会に対応して、福祉のための産業創生に期待が集まるな かで、福祉を工学的な視点から取り扱う事例が増加しつつあるが、 応用に重点を置く場においては、現場中心、個々の事例に特有の 課題の解決を目的とした研究がなされ、計測・制御やその統合化 技術などに対する学術的な裏付けが十分ではない傾向が強い。 福祉における工学は、対象となる人間の特性を含めた計測技術、 人間の特性を考慮した機械の制御技術など、人間・機械系の総合 技術である。特に計測と制御をインテグレートした取り扱いが重 要な役割を果たすため、計測自動制御学会において主要テーマと して取り扱われている計測技術,制御技術,システム技術が重要 な核になり,さらに,これらの技術を有機的に集積・統合した体 系が必要となる。本部会を当学会の中に設置することは,福祉を 横断的な工学的視点から捉える上で非常に重要な役割を果たす。 本分野は,現在日本が世界に情報を発信する最先端の活動が展開 されている。本部会の講習会や学術講演会におけるオーガナイズ ドセッション等により、情報交換・啓蒙活動を進めたい。それに よって福祉を計測・制御・システムの面からより深く議論する場 を設け,新産業を支える福祉工学の体系化・普及を目指したいと 考えている。担当分野:
当部会の担当分野は,福祉における計測・制御・システム全般 であるが、特に高齢者など本分野の対象となる人間の特性を考慮 した福祉に関わるシステム、およびそのシステムを構成する基盤 技術としての計測・制御技術を理論・応用の両面から取り扱い、 学問としての側面と実際のアプリケーションにおける産業的側面 を統合した体系の構築を目標とする。たとえばロボティクスの福 祉応用という観点では、工学としてのロボティクスと、安全や対 人親和性などの、福祉介護分野での実用のために備えるべき対人 サービス機能に対するニーズとのマッチングが必要となり、新た な視点から、計測・制御・情報処理技術のインテグレーションを 取り扱う。
http://vrlab.meijo-u.ac.jp/sice-vr/主査 :寺田尚史(三菱プレシジョン)
副主査:妻木勇一(山形大)
幹事 :橋本渉(大阪工大)設立趣意:
近年の情報処理技術の目覚しい発展により,従来はアイディア止まりであった 多くの夢を実現できる時代になりつつある.特にVR工学に関してはその進展が 目覚しく,日本バーチャルリアリティ学会 (VR学会) が創設されて新しい技術 領域として活発に研究が進められており,その扱う技術領域も徐々に広がりつ つある.ネットワークロボティクスのような新しい制御システムの研究領域で はVR工学と計測制御工学の双方からのアプローチが見られ,個別に研究が進め られているのが現状である.さまざまな技術を統合するシステム化技術の研究 に際しては,限られた研究資源を有効に活用することが効率的な研究推進に不 可欠であり,研究協力の推進が学術的には技術レベルの向上に,産業的には技 術の実用化の加速につながる.そこで,この問題を専門に扱い議論をする部会 を設立し,VR工学と計測制御工学の境界領域技術の共有や標準化を積極的に進 めることで計測自動制御学会として貢献することを目的とする.担当分野:
システム化技術のひとつとしてVR技術と計測制御技術を統合したシステム技術 を取りあげ, VR工学を計測自動制御工学の立場から取り込み活用することで 新しい計測制御技術領域の開拓に貢献する.具体的には,テレイグジスタンス やテレプレゼンスなどのネットワークを介した機械の計測制御システム,ハプ ティックや体性感覚などのVR技術を利用したヒューマンインタフェースシステ ム,VRモデルを利用した知的ロボット制御システムなどのVR技術を利用した機 械の計測制御システム,その他VR技術と計測制御技術にまたがる新しい計測制 御技術を担当する.
http://www.rm.kanagawa-it.ac.jp/siceud/
主査 :河原崎徳之(神奈川工科大学)
副主査:田中孝之(北海道大学)
幹事 :吉留忠史(神奈川工科大学)設立趣意:
高齢者・障害者のニーズを考慮したすべての人にとって使いやすい製品(ユニバーサルデザイン製品:共用品ともいう)の開発と,普及に取り組むことが望ま れ ています.この課題は,現在の高齢者のためだけでなく,若い健常者もいずれは高齢者となる点ですべての人にとって重要な課題です.この世界的な共通認識に 立って,本部会は計測制御の分野で以下の行動をおこし,思いやりと優しさに満ちた技術市場の形成に寄与します.本分野におけるユーザビリティとは何かを明 らかにする.機構・制御の工夫によって機器製品を使いやすく,安全なものにする.みんなに親しまれるヒューマンインタフェースを構築する.ユーザビリティ の視点から機器・情報システムを開発する.それらのための要素(基幹)技術を開拓する.UD設計法を導出し普及する.担当分野:
高齢者・障害者のユーザビリティ改善の立場から機構・機器を改善する(たとえば,老人用回転軸が傾いた背の低い洗濯機).新しい機構によって軽量化と使 い 勝手を達成する(2次元方向に首を曲げる草刈り機構など).自動化されないものを自動化・UD化する(視覚障害者に対し,包装内容物の識別方法).障害者 に満喫してもらえる情報機器用インタフェース(そのあり方).青盲共に楽しめるスポーツシステム(そのあり方).万能コミュニケーション・システム(公共 施設用).移動体通信システム(レスキュー・徘徊用).UD住設機器システム(機能性と簡易工法),などなど....まず,勉強会から始めよう.
主査 :橋本秀紀(東京大学)
副主査:李 周浩(立命館大学)
幹事 :高崎正也(埼玉大学)設立趣意:
インターネットやITS(高度道路交通システム)などの情報インフラストラクチャの整備が進められつつあり、一般家庭にまで、ネットワークと情報システ ム が浸透しつつある。一方、一般家庭の利用者側からこれらのネットワーク情報システムを見る限りでは、ネットワークにより形成された空間に居住する利用者で ありながら、形成している空間システムが有効に利用者に作用して人間を支援しているとは言いがたいのが現状である。この解決の鍵となる点は、利用者、すな わち、人間との相互作用により賢くなる人間中心型のネットワーク情報システム技術の構築である。この人間中心型のネットワーク情報システム技術の構築にお いては、ネットワーク構築のためのIT(情報技術)と人間中心型へ対応するためのソフトコンピューティング技術(ファジィ、ニューラルネットワーク、カオ スなどの柔らかい情報処理技術)を融合する新たな情報システム技術に関し調査し体系化することがもっとも重要な第一歩である。
本部会では、前述の新たな融合型の情報システムを「ネットワーク空間形成脳」との視点から調査する。また、従来からソフトコンピューティングに関する調査 に基づき、人間や外界との相互作用により賢くなるネットワーク空間形成脳の構築手法を明らかにして行く。担当分野:
基礎技術の一つであるソフトコンピューティングに関しては、多くの国内外の会議において活発に議論され、技術的な方法論も整理されつつある。一般的に は、 生体の脳の構成であるマッシブリーパラレル的な視点からの方法論が中心である。しかしながら、現在のIT化に対応するネットワーク上に形成する分散型の脳 からの視点でのブレークスルーは本格的になされていないのが現状である。原島により2000年10月から開始されたさきがけ研究21「相互作用と賢さ」領 域が、ネットワーク空間形成脳に関する本格的な研究のスタートと言える。本委員会では、上記プロジェクトからの研究員を含め、IT化に対応するネットワー ク上に形成する分散型の脳からの視点でのブレークスルーを積極的に進め、その結果、人間や外界との相互作用により賢くなるネットワーク空間形成脳の構築手 法を明らかにする。
(1)人間と相互作用をもつネットワーク空間形成脳とその基礎技術の調査
(2)外界と相互作用をもつネットワーク空間形成脳とその基礎技術の調査
(3)相互作用により賢くなるネットワーク空間形成脳の構築手法の調査
http://www.co-creation.jp/
主査 :中内靖(筑波大学)
副主査:橋本周司(早稲田大学)
副主査:竹中 毅(東京大学)
幹事 :上杉 繁(早稲田大学)設立趣意:
現在の閉塞的な社会状況を克服するためには,共創による互いの身心を介した実践的かつ持続的な場づくり(コミュニティの創出的設計)を行う必要がある。 こ の場づくり技術の核心は現場における互いの間の信頼性や創造性,さらには多様な関係性の創出にある.したがって,これに成功すれば,深刻な社会問題(生活 と経済の乖離,学校崩壊,環境破壊,医療ミス,高齢者介助,農食問題など)を解決できる可能性がある.しかしながら,この場づくりを支援する技術において は,システムの内部に人間の身心の働きが組み込まれることになるから,これまでのような人間を外側から捉える主客分離的技術を超える必要がある.そして, 人間を内側から捉えるために,身体性や主体性を取り込んだ主客非分離的技術(場の技術)が要請されることになる.そこで,本部会では,共創におけるコミュ ニケーションやコーディネーションに果たす身体性や主体性の構造と機能について調査研究するとともに,主客非分離的技術に関するシステム論や,それらを活 用したインタフェースの設計原理などについて調査研究する.また,「今,共にここ」といった共存在感や倫理感の創出を射程に入れた新技術についても検討す る.さらに,既存のITネットワークを補完し,空間的に離れた複数の人間の間で共創の場が生成されるための二領域的なネットワーク技術について検討する. 以上を踏まえ,得られた成果を様々な現場に活用することで,その有効性と妥当性を検証していきたい.担当分野:
人間がかかわる様々な現場およびシステムにおいて共創的な場づくりが行われつつある。そこでは 実践的行為を介した現場性、他者性などが重要視されるため、記号化が困難な暗在的情報の共有が必要 となる。しかしながら、暗在的な情報は主客非分離性を有するため、その表現手法や伝達・共有手法に ついてはほとんど研究されていないのが実状である。また、明在的情報と暗在的情報の両者の関係性が 不明なため、互いが場を共有しながら行為的にコミュニケーションするためのシステム理論的研究や共 創的インタフェース技術の開発的研究は非常に遅れている。そこで、このような観点から、システムの 内部に自身を置くことで、身心の側から創出的にシステムを開発するための設計原理について調査研究 する。そして、計測制御技術やインタフェース技術などの工学分野を中心に、本研究に関連する心理学 、哲学、芸術、社会などの分野も包括し、共創理論の確立とその場づくりへの技術的活用の仕方(イン テグレーションのための方法論)を社会に提案することを目指す。活動計画:
運営委員会 4回
SICE SI部門講演会 セッション企画
SICE 自律分散シンポジウム セッション企画
部会主催 技術検討会 4回(運営委員会と併催)
http://www.sice.or.jp/org/safe-tc/
主査 :谷川民生(産業技術総合研究所)
副主査:井上健司(大阪大学)
副主査:神徳徹雄(産業技術総合研究所)
幹事 :前 泰志(大阪大学)設立趣意:
20世紀は科学技術が飛躍的に進展したが,それが残した負の遺産も大きい.遺棄化学兵器,地雷,汚染構造物など,これらはそのものが危険であるばかりで な く,それらを除去,除染,あるいは解体,撤去する作業にも大きなリスクが伴うものである.このような作業をできるだけ人手をかけずに,かつ周辺環境に影響 を与えないよう自動化機械化されたシステムにより回収し処理することは,真に安全で安心な社会を創出するために必須の技術である.これらの負の遺産などに 対応するための実用的なシステムを実現するためには,制御技術,計測技術,知能化技術などのそれぞれの要素技術だけではなく,対象物の知識をも含めたシス テム統合技術が必要とされる. 本部会では,このような技術を実現するために,主にロボット自動化システムの視点から課題を検討するとともに,産学官の連携による技術開発に関する提言を 行うことを目的とする.所掌範囲:
遺棄化学兵器,地雷,汚染構造物等の危険物を対象として,その拡散防止,除去,除染,解体,撤去等の危険作業のための機械化・自動化システムの実現に関 わ る基礎技術から実際の処理システムまでを担当する.活動予定:
以下の項目を最初に取り組むべきターゲットとして,インターネットを活用して情報交換を行い,見学会を企画して技術調査を実施し,部門講演会にてオーガ ナ イズドセッションを企画する.また,他学会の関連研究会とも積極的に協力しながら目的の達成を目指す.
@ 危険物除去・解体作業の遠隔操作化,自動化に関する分析・調査
A 従来のロボット自動化システム技術の適用性に関する調査
B 新たな研究開発課題の整理
C 産学官連携による技術開発の検討
主査 :清水 浩(茨城大学)
副主査:門田充司(岡山大学)
幹事 :戸田勝善(東京海洋大学)設立趣意:
「バイオシステム部会」(旧「バイオシステムにおける計測・制御」部会)は、1993年に設置が認められて以来7年間にわたって、山崎弘郎、橋本 康両 主 査の下に、従来型の農業技術にバイオテクノロジー、工学的環境制御技術などを含む新しい技術分野を加えた領域をバイオシステム領域と位置づけ、この領域に 対する工学的知識と技術の適切な導入方法、並びに、バイオシステムにおける計測・制御技術の在り方について検討してきた。その内容については、シンポジウ ムや講習会等を利用して学会員に公開するとともに大きな知的財産を獲得してきたが、未だ、体系化されるには至っていない。さらに、組み替え遺伝子の検出、 O-157、BSE、遺伝子検査による産地同定など、生物生産の現場において遺伝子レベルでの計測が必要となるなど新たな問題が生じてきている。 以上の点を踏まえ、本部会は生物生産から食品加工に至る分野を支援する工学的技術の体系化を目指 すとともに、その過程で得られる新しい成果を学会員に公開して学会に寄与し、バイオシステムに関す る計測・制御技術の基盤を確立することを目的とする。所掌範囲:
生物生産から食品工業に至る現場を対象として、新たな計測・制御技術の基盤を確立することをめざし、基礎技術からシステム化までを担当する.活動予定:
以下の項目について、部会委員相互の情報交換を行い,研究会、見学会を企画して技術調査を実施する。年次大会、部門講演会にてオーガナイズドセッション を 企画する.また,他学会の関連研究会とも積極的に協力しながら目的の達成を目指す.
@ バイオインフォマティクスに関する分析・調査
A バイオテクノロジ、ナノテクノロジに関する分析・調査
B 微小化学・生化学分析装置に関する調査
C 新たな研究開発課題の整理
D 産学官連携による技術開発の検討
主査 :末廣尚士(電通大)
副主査:神田真司(富士通)
幹事 :山下智輝(前川製作所)
設立趣意:
ロボット技術は新しい社会到来の夢を語る技術の一つとして,また,20世紀後半を特徴づける新しい技術として着目されてきた.今日,ロボットを形作る多 く の要素技術,すなわちRT(Robot Technology)は幅広い分野で適用され,新機能の機械,システムを支える基盤技術として欠くことのできないものとなっている.しかし,一方で ロボット,ロボットシステムが社会全体で活躍,認知されるには一層の新しい取り組みが必要とされるともに,より広範な観点でのロボット技術の研究開発,応 用支援も必要とされている.
本部会では,ロボット技術の持つシステム性に着目し,ロボット技術を基盤とするRTシステムインテグレーションあり方を検討しながら,あわせて,RTが先 導すべきインフラや生活支援システム等の提言と普及策を提言する.また,産学官の連携による研究開発すべきRTシステムを提言することを目的とする.
所掌範囲:
活動予定:
http://sice-rat.tsukuba-g.ac.jp/
主査 :浜田利満(筑波学院大学)
副主査:香川美仁(拓殖大学)
副主査:高倉保幸(埼玉医科大学)
幹事 :橋本智巳(埼玉工業大学)
幹事 :木村龍平(帝京科学大学)趣旨:
今、ロボット技術において、新しい流れが起こりつつある。すなわち、生活の価値観や多様性といった人間の個別性を尊重して、その自己実現(生き甲斐、や り 甲斐など)を支援するパーソナルロボットが世の中に普及し始めてきた。人間との共生を目指すパーソナルロボットは、人間に社会生活におけるゆとりや豊かさ をもたらし、現在、日本が直面している超高齢化社会において、高齢者の社会活動支援、生活支援の有力な手段と考えられる。高齢者の支援を考えたとき、高齢 者の生活の質、QOL(Quality Of Life)を維持し、向上することが重要な課題である。人間にとって、周囲とのコミュニケーションが生活の質を決定する要因の重要な部分を占めていると考 えられる。円滑なコミュニケーションは高齢者にその存在感、心の安らぎ、達成感など人間が本来、持続的に保持したいと願っている感情を持たせてくれる。 65歳以上の人口の全人口に対する割合が14%を超える超高齢社会において、パーソナルロボットは円滑なコミュニケーションを可能にする介護・福祉サービ スを実現するひとつの手段として期待されている。産業用ロボットが精度、速度などという量を追求するのに対し、パーソナルロボットは安心、満足感などの質 を追求する、新しいタイプの機械である。パーソナルロボットが新たなロボット産業の飛躍の原動力になることが期待されている。 一方、高齢者に代表される社会的弱者に対する介護・福祉に関して、動物を介在させる試みがある。これは動物介在療法アニマル・アシステッド・セラピー (Animal Assisted Therapy,以後AATと略す)あるいは動物介在活動アニマル・アシステッド・アクティビティ(Animal Assisted Activity,以後AAAと略す)と呼ばれ,古くは古代ギリシャの時代からあるが,一般的になったのは1960年代からである。本研究会ではこれらの 試みを参考に、かつこれらの試みと協力していくという観点より,ロボットを介在した精神療法をロボット・アシステッド・セラピー(Robot Assisted Therapy,以後RATと略す),ロボットを介在した活動をロボット・アシステッド・アクティビティ(Robot Assisted Activity,以後RAAと略す)と呼び、ロボットの介護・福祉への応用を探求していくことを趣旨とする。そして、ロボット研究者ばかりでなく,医 学、心理学、獣医学など幅広い分野からの参加により、パーソナルロボットへ何が期待されているか、パーソナルロボットに必要となる機能は何かなどに関する 調査を行うとともに,パーソナルロボットの存在意義、社会的効果に関する検討を行い、パーソナルロボットの今後の方向付けを試みる。なお、このような趣旨 を鑑み,研究会の名称は「RAT/AAT研究会」とする。活動内容:
(1)勉強会
工学関係者ばかりでなく、医学、心理学、獣医学など幅広い分野からの参加による勉強会を実施する。本勉強会では、ロボットの介護・福祉への応用、動物の介 護・福祉への応用に関し、人工生物といわれるロボットと人間の関係、動物と人間の関係などに関する考え方を交えながら、参加者が研究動向、知見、意見など を発表、討論を行う。これらの討論を通じ、ロボットと人間の共生に関する課題、研究の方向付けを検討していく。勉強会は2ヶ月ごとに実施し、参加費は無料 を原則とする。
(2)講演会・講習会
講演会、または講習会を開催し、本研究の普及を図る。1回/年の実施を目標とする。
http://www.ac.ctrl.titech.ac.jp/tcsm/
主査 :安積欣志(産業技術総合研究所)
副主査:高木賢太郎(名古屋大学)
幹事 :釜道紀浩(電機大)設置の目的:
老人介護ロボットやホームロボットなど、人と直接接触を持つようなシステムに対する需要や、エネルギ効率の観点からバックドライバビリティをもつ小型軽 量 なアクチュエータへの要求が高まりつつある。これまで、機械システム、メカトロニクスなどに係かかわる計測、制御からシステム化に至る技術は本学会が背負 うべき範疇として豊富な活動により寄与してきたところであるが、機能実現における材料の視点は必須であるにもかかわらず力点が置かれておらず他学会の後塵 を拝していた感がある。 次世代ロボットや人間との協調の場におけるアクチュエータやセンサの機能を実現する材料として、ポリマーゲル、電子導電性高分子、イオン導電性高分子、ピ エゾポリマー、オルガノゲル、液晶エラストマーなどが考えられる。これら機能性材料の研究開発は日本が主導的な立場にあるが、応用開発に関してはまとまっ た組織がなく、海外の活発な研究に対して遅れがちに見受けられる。 そこで、本調査研究会では、これら機能性材料をベースとするセンサ、アクチュエータ等の機能性材料の開発の現状とその応用、またバイオ材料をベースとした システム応用への可能性について調査研究を行なうことを目的とする。これらの機能性材料は今後学術的にも産業応用的にも非常に重要な位置付けとなり、とり わけ素材の開発と応用の有機的発展がポイントであることからシステム要請とのマッチングをはかりつつインテグレートする点も重要視し、この調査研究の過程 で得られる新たな成果を学会員に公開するなど学会に積極的に寄与していく。
調査・研究項目:
1)高分子を中心とした小型・軽量ソフトアクチュエータ材料に関する研究
2)上記材料のシステム化における要素技術に関する研究 (材料評価法、材料加工法、モデリング、センシング、制御、システ ム設計等)
3)産業化への可能性に関する調査
4)該当分野の海外における研究状況の調査
5)バイオ材料をベースとしたシステム応用への可能性に関する研究活動計画:
本調査研究会は主にメンバーによる技術検討会と講演会・講習会を中心に活動する。
(1)技術検討会
本学会の計測・制御・システム系の研究者のみならず、材料開発や医学などの幅広い分野からの研究者の参加による技術検討会を、基本的に2ヶ月ごとに実施す る。
(2) 講演会・講習会
本調査研究の成果普及を図るために、講演会または講習会を少なくとも1回/年は実施する予定である。
(3) 企画セッション
SICEの各種行事においてオーガナイズドセッション等を企画する。
主査 :藤江正克(早稲田大学)
副主査:木口量夫(佐賀大学)
幹事 :岩田浩康(早稲田大学)設置の目的:
21世紀における社会の健全な発展が、個人・家庭・社会の生命・生活を健康に維持発 展することが基盤となることは論を持たない。特に、わが国では超高齢化社会への急速な 到達と少子化問題が社会構造の大きな変革を余儀なくせざるを得ず、この変革への対応が 短時間で求められている。このような趨勢の中で、健全な社会の維持発展のために医学・ 生物学等と工学は融合して新たな視点を盛り込んだ高度技術の開発・利用による支援が必 須であろう。例えば、医療用高度機器、健康維持のための各種訓練機器、モーバイル計測 器、生体用人工機器、障害者・老齢者の自立生活支援機器など非常に多岐にわたる。
従来、このような機器の開発は、生物学・医科学からの知見に基づく工学的具現化、工 学における知見の医療への応用などのアプローチのもとに展開されてきた。両者を問題解 決と手法から眺めると、生物学・医科学ではヒューリスティックな分析が、工学ではモデ ルべースに基づく分析が主に用いられている。しかし、このような個別技術・要素技術と いった縦型研究では問題の根幹的解決には遠い道程を要するので、生物学・医科学と工学 という異なる分野の知識や経験の統合によって作られる新しい概念に立った問題解決と技 術分野の創生が必要となる。その根幹には情報、システム制御、システムインテグレーシ ョンなどの視点が存在する。
本部会では、このような視点を共通基盤として、人体に関わる未解決の諸問題の解決と それに基づく機器開発あるいはシステム構築に関わるさまざまな技術手法を提案すること により人間社会の健全な発展に寄与することを目的とする。このために、人体に関する計 測・制御技術の基盤を確立するとともに、広い産業分野への適用が視野にあるのでその基 盤技術をシステムインテグレートする技術に重点を置く。また、この学問体系化とともに その過程で得られる新たな成果を学会員に公開するなど学会に積極的に寄与していく。
担当分野:
当部会の担当分野は、当学会の計測・制御・システム全般にわたるが、特に、人体における 問題を対象として、新たな計測・制御技術の基盤を確立するとともに、システムインテグレーション に係る基礎技術までを理論的・実用的な面から取り扱う。活動計画:
下記項目について部会委員相互の情報交換を行うとともに、研究会(4〜6回/年)、 見学会(4回/年)による技術調査を実施する。また、部門大会をはじめ本学会の催し物にて オーガナイズドセッションを企画し、さらに他学会の関連研究会とも積極的に交流を図る。
(1)人体の個別的問題に関する分析・調査
(2)医工融合システムに関する調査・研究
(3)高度医療機器に関する調査
(4)新たな研究開発課題の整理
(5)産学官連携による技術開発の検討
http://www.sice.or.jp/org/als/
主査 :本間経康(東北大学)
副主査:李 羲頡(早稲田大学)
幹事 :杉田典大(東北大学)設置の目的:
人工生命体に関する研究として、ロボットと人工生命の関係、カオスと力学シス テムの関係、あるいは人や動物の行動を通した知の発現として,エージェントシ ステムの開発等の根強い基礎研究や応用研究は、国内外を通じておこなわれてい る。これまで、特に「人工生命体分野」としては、情報システム、機械システム、 電気電子システムなどの系にかかわる制御系やシステム分野を中心とした活発な 活動により寄与してきたところであるが、社会システム基盤や生活機器支援シス テム等への応用あるいは技術移転については、必ずしも力点が置かれてきたとは いえないのも現状である。次世代ロボットのあるべき姿、人間と機械との関係、 生物学的な視点を取り入れた「人工生命体とは」等、種々のさらなる調査研究の 課題が見受けられる。 そこで、本部会では、制御、システム情報、ロボット・ メカトロニクス、医学分野等の複数の分野にわたる、従来の人工生命体研究の流 れをベースとしつつも、実用のための技術化の現状とその応用、また単なる人工 物システムではなく、より生物学的観点を意識した次世代の人に優しい、人の失 われた機能の回復・補助や、人に喜び、安全安心、より豊かな生活を与える人工 生命体システムの可能性について研究開発を行うことを目的とする。また、この 研究開発の過程で得られる新たな成果を学会員に公開するなど学会に積極的に寄 与していくと共に、産学官共同研究や地域コンソーシアムへの提案等も視野に入 れた活動を行う。人間との共生を目指す人工生命体は、日本が直面している超高 齢社会において、高齢者・障害者の社会活動支援、生活支援やの有力な手段を与 えることができ、社会への貢献は非常に大きい。活動計画:
(ア)研究会
SICE Annual Conference 2006 in Busan においてオーガナイズドセッションを 企画する。そのとき国内だけでなく、韓国、中国など外国のしかるべき人にも投 稿を勧誘し、技術者教育を国際的な視点から議論する。また,本研究会主査が主 催する12回人工生命とロボットに関する国際シンポジウム(The Twelveth International Symposium on Artificial Life and Robotics (Sponsor, JSPS))(20071/23-25, 別府市B-Con Plaza) で、幹事、委員がオーガナイズドセッ ションを企画し、本分野の若手研究者の育成と我国はもとより世界の科学技術の 発展に貢献することを目指す。また、国際シンポジウムの下部組織として、第2 回の人工生命とロボットに関するマレーシアとタイでのワークショップ(2nd International Workshop on Artificial Life and Robotics, Kangar Malaysia - Hadyai Thailand, May 14-15, 2006)を開催し、このワークショップを韓国、 中国、オ−ストラリア等で順次開催する。
(イ)講演会・講習会
講演会、または講習会を開催し、本研究の普及を図る。2回/年の実施を目標とする。
(ウ)施設と共催による人工生命体とのふれあい活動
来年度は高齢者施設、病院等の施設における人工生命体ロボットの導入のための調査活動 を15回/年程度実施する。
http://www.fractal.is.tohoku.ac.jp/haptics/ja/index.php
主査 :前野隆司(慶応大学)
副主査:篠田裕之(東京大学)
幹事 :山本晃生(東京大学)設置の目的:
医療・福祉,ロボティクス,バーチャルリアリティーなどの分野で触覚の重要度は増大し ている。触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマシンイン タフェースにも関係するため,今後,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考え られる。このため,ヒト触覚の力学的・神経科学的理解や,触覚センサ・触覚ディスプレ イの開発など,触覚に関連する様々な研究が様々な学会で行われている。ところが,触覚 の様々な研究について統一的に議論する場は国内にはなかったため,触覚の基礎研究を整 理・体系化し次世代に伝えることや,応用領域を明確化し手法を整理するようなアプロー チは取られてこなかった。以上に鑑み,触覚部会を設立することを提案する。その主たる 目的は,計測自動制御学会に関連した学術的立場から,触覚研究を整理・体系化し,本分 野と関連分野の更なる発展を図ることとする。
担当分野:
(1)ヒトの触覚の理解
・触覚・力覚の脳神経科学的研究
・触覚・皮膚・接触に関する力学的研究
・触覚・力覚に関する錯覚の研究
・触覚・力覚と他の感覚の統合に関する研究
・その他,触覚に関する基礎的研究
(2)触覚の応用技術
・医療・福祉分野における触覚・力覚応用の研究
・ロボティクスのための触覚・力覚応用の研究
・VR のための触覚・力覚応用の研究
・触覚・力覚センサの研究
・触覚・力覚ディスプレイの研究
・他の感覚デバイスとの統合に関する研究
・その他,触覚・力覚の応用に関する研究
活動計画:
・触覚に関する研究の振興活動
・触覚に関する啓蒙活動
・触覚に関する研究会・懇話会の開催
・学会講演会等における触覚に関するオーガナイズドセッション、パネルディスカッション、基調講演などの企画
・その他、触覚の発展に貢献する活動
主査 :泉清高(佐賀大学)
副主査:見浪 護(福井大学)
副主査:前田 裕(関西大学)
幹事 :渡辺桂吾(佐賀大学)設置の目的:
従来のインテリジェント制御やインテリジェント機械に関する研究では、いわゆる ファジィ推論、ニューラルネットワーク(NN)、遺伝的アルゴリズム(GA)あるいは 免疫アルゴリズムやバクテリア探索アルゴリズムなどの生物に触発された ソフトコンピューティング技法(またはバイオミメティック解析計算ツール) を積極的に利用してきたが、構成された制御系やインターフェースが人間から見て インテリジェントかどうかの疑問が残るもの、つまりソフトコンピューティング技法 を単に推論や写像または最適化のツールとして利用したものが多いのは否めない。
ファジィ、NN、GA等のバイオミメティック解析計算ツールは基本的ツールとして 利用するものの、対象とする制御系やインターフェイスの構築の際に、人を含む 動物行動学、(行動生態学、生理学、社会学、心理学、遺伝学、進化学、数理生物学など)、 あるいは哲学的方法論等(たとえば、アフォーダンスやオントロジー等)での解釈や 現象論を具体化して人工的システムとして当てはめることによって、出来上がった制御系や インターフェイスに対して何らかの生物に学ぶバイオミメティック機能の発現 (つまり、インテリジェンス)を期待するような機械システムを構築することにより、 機械またはロボットと人間の強調や親和性の向上がより図れるものと思われる。 このような機械を、従来の生物工学と電子工学の融合として研究されてきたバイオニクス というよりも、より機械やロボットとしての実現を意識して、ここでは バイオミメティックマシンと呼ぶことにする。
具体的関連テーマには、バイオミメティック知覚の開発、バイオミメティック・コントロール の新展開、バイオミメティックロボット等に関する研究開発等があり、また人工生命の研究、 非ホロノミックロボットシステムあるいは劣駆動ロボットシステムの研究とも密接に関連がある。
本部会では、このような多岐の分野に及ぶ先端技術を融合し、上述のようなバイオミメティックマシンの 構築や次世代メカトロニクス機器や次世代ロボット(サービスロボット、ユビキタスロボット、 手術支援ロボットなど)への応用に関する調査研究を行うことを主目的とし、本部会の 研究で得られる種々の新たな成果を学会員に広く公開し、また産学官の地域コンソーシアムへの 投げ掛けを行うなど、新分野の開拓に積極的に寄与していくものである。
調査・研究項目:
活動計画:
(1)研究会
研究会2〜3回/年、見学会、他学会との協賛事業など
(2)講演会、講習会
http://www.sys.info.hiroshima-cu.ac.jp/robotics/motionmedia/
主査 :関口大陸(ビュープラス)
副主査:岩城 敏(広島市立大学)
幹事 :園山隆輔(T-D-F)設置の目的:
近年、我が国のパーソナルロボットは数多くの組織で研究開発され盛んに報道されている一方で、実用的・ビジネス的には未だ黎明期で あり、企業利潤を生む実産業としての市場が立ち上がっている状態とは言えない。本調査研究会では、この状況認識ならびにSI部門のミッションに鑑み、その 実利用シーンを早期に広げることを狙いにパーソナルロボットの中でも徐々にその社会的価値が認知されつつあるコミュニケーションロボットを研究対象とし、 その本質的価値の源泉である「実体の動き(モーション)」に関する横断的調査研究を行う。特に、この「実体の動き(モーション)」を、ネットワークメディ アの観点から、従来のテキスト、音声、画像、映像の次に来る第5のメディア:モーションメディアと捉え、モーションメディア及びそれを含むコンテンツであ るモーションメディアコンテンツに関する下記の項目を重点的に推進する。
- モーションメディアおよびそのコンテンツの流通方式に関する研究・調査
- モーションメディアコンテンツのデザイン手法に関する研究・調査
- モーションメディアの価値を計測・評価する方法論に関する調査
- ビジネスプロモーションを視野に入れたサービスイメージの検討と世の中への提唱
担当分野:
コミュニケーションロボットに関する研究会は既に数多く活動しているが、その中で本研究会ではロボットの「モーション」がその本質 的価値の源泉であるという仮設に立脚し、そのネットワークメディア・コンテンツとしての特質の解明を狙いに、シンセシス・アナリシスの両面から取り組む。活動計画:
本調査研究会委員相互ならびに、総務省ネットワークロボット調査 研究会等の関連研究組織との密接な交流を通じて当該コア技術と知見の蓄積を進める。具体的には、SI部門関連研究会、企業見学会、デザインコンテ スト、アンケート調査等、ビジネス化へのきっかけ作りを念頭に、学生や一般ユーザ含め可能な限り参加者の枠を広げた活動を推進する。
主査 :水川 真(芝浦工業大学)
副主査:菅野重樹(早稲田大学)
副主査:山口 亨(首都大学)
幹事 :尾形哲也(京都大学)
幹事 :久保田直行(首都大学)設置の目的:
担当分野:
活動計画:
主査 :松日楽信人(東芝)
副主査:大場光太郎(産業技術総合研究所)
幹事 :廣川潤子(東芝)
主査 :五福明夫(岡山大)
副主査:小西正躬(岡山大)
幹事 :ケ明聡(岡山大)
主査 :菅沼直樹(金沢大)
副主査:羽多野正俊(日大)
幹事 :橋本雅文(同志社大)
主査 :谷江和雄(首都大学)
副主査:菅野重樹(早稲田大学)
幹事 :久保田直行(首都大学)
主査 :小菅一弘(東北大学)
副主査:水川 真(芝浦工業大学)
幹事 :松日楽信人(東芝)