SICE 社団法人 計測自動制御学会
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 第47回2007年度(平成19年度)計測自動制御学会定時総会 速報

 2008年2月21日(木)東京大学山上会館にて第47回SICE定時総会が開かれ予定通りの議案がすべて承認され、2011年の50周年に向けたSICEの新たな発展の実質的なスタートが切られました。

 総会に先立って開かれた、役員・賛助会員懇談会では、久間副会長より「SICE2008年の方針と課題 −産業界に魅力ある学会をめざして−」の講演があり、世界と日本をとりまく環境の変化に対応する学会のあり方を考えた、SICEの2008年の事業方針展開の要点が述べられました。

 総会は、舘 タ 会長 が議長となり、まず、2008年度(平成20年度)の新会長に久間和生氏(三菱電機常務執行役員)を、理事25名、監事3名とともに選出することが承認されました。
 なお、総会直後に開催されました2008年度第1回理事会にて理事の互選により、副会長に原辰次氏(東京大学教授)、出口光一郎氏(東北大学教授)を選出するとともに、常務理事の指名および会務の指定が行われました。

 続いて、2007年度(平成19年度)事業報告、決算報告および関連財務提案が承認され、2008年度(平成20年度)の事業計画および予算案が説明提案されました。2008年度事業方針の骨子は次の通りです。
 今後のSICEのための大きな3つの柱である 1)50周年に向けたアクションプラン、 2)SICEの将来に向けたテクノロジービジョン、3)SICEのプレゼンス強化の大きな方針のもと、必要な継続中の事業も含めて推進します.
  1) 2011年のSICE 50周年に向けての準備
  2) テクノロジーロードマップの作成と新規未踏分野の開拓
    (「環境・エネルギー」,「安全・安心」,「極限計測」がキーワード)
  3) 日本の国際競争力強化のためのSICE関連分野での「標準化」
  4) 部門間および外部との連携促進と部門活動の活性化
  5) 中高生あるいは一般向け教育などによる社会への貢献
  6) Annual Conferenceの今後の方針に沿った国際化の推進
  7) 新制定の倫理綱領・行動規範の倫理委員会による運用
  8) 英文論文集JCMSIの創刊号発刊に続くVol.1の6号の発行
  9) SICEプロセス塾の第2期・第3期で修了生100名を目指す.
 10) SICE技術史委員会による50周年記念誌の技術編の編纂
 11) 学会モデルによるIT化の促進
 12) 学会連合の推進
 13) 新公益法人への2009年度移行準備
が主な活動計画であり、予算案とともに審議され、全会一致で承認されました。
出席者全員で2008年度のSICEの大きな前進に向けた活動の推進を確認しました。

  
                 第47回定時総会風景                 会員懇親会パーティ風景

 特別議案として、「倫理綱領・行動規範」の策定と関連委員会規程などについて、2006年秋の日本学術会議の声名「科学者の行動規範」を受けてのこの1年半の策定経過と案文が久間2007年度倫理綱領・行動規範策定委員会委員長より理事会案として提案説明されました。本件も全会一致で承認され、即日制定となりました。SICEのコンプライアンス・プログラムができたことになりますが、総会直後の2008年度第1回理事会にて、舘 タ 氏(東京大学教授)を委員長とする倫理委員会が発足しました。 

  恒例の学術奨励賞14件の贈呈が行われ、若手研究者・技術者の今後の活躍にエールを送りました。さらに計測制御エンジニア認定証が、29名に授与され、2007年度の認定者は累計で44名となりました。
今後の計測制御エンジニア会の活発な活動が期待されます。

 なお、特別講演では鞄月ナ 研究開発センター技監で日本学術会議会員の土井美和子氏をお招きし、「コンピュータの役割に倣う情報家電・ロボットの将来シナリオ 」をお話しいただきました。広義のロボットと将来の社会における人間との関係など、活発な質疑があり、参加者にとって有意義な機会となりました。

 総会終了後、英文論文集創刊記念を兼ねた会員懇親パーティが開催され多数の出席者が懇談を楽しみました。SICEに長年貢献された方々を代表して、市川惇信元会長より今後のSICEの発展へのエールを込めたご挨拶をいただきました。                

(文責 SICE事務局 島貫 洋)

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