SICE 社団法人 計測自動制御学会
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 第48回2008年度(平成20年度)計測自動制御学会定時総会 概 報
 2009年2月27日(金)筑波大学東京キヤンパス大塚地区G501教室において第48回SICE定時総会が開かれ予定通りの議案がすべて承認され、新公益法人制度への移行および2011年の50周年に向けたSICEの新たな前進へのスタートが切られました。

 総会に先立って開かれた、役員・賛助会員懇談会では、原副会長より「SICE2009年度の方針と課題 −50周年を転機とした大きな飛躍に向けて−」の講演があり、SICEのこれまでの成果を基礎にした上で "SICE Anytime Everywhere" を掲げた新しいSICEと社会、産業界、他分野の学界との関わりを深耕して行くためのSICEの2009年度の事業方針展開の要点が述べられました。

 総会は、久間会長 が議長となり、まず、2009年度(平成21年度)の新会長に原 辰次氏(東京大学教授)を、理事25名、監事3名とともに選出することが承認されました。
 なお、総会直後に開催されました2009年度第1回理事会にて理事の互選により、副会長に出口光一郎氏(東北大学教授)と曽禰寛純氏((株)山武常務執行役員)を選出するとともに、常務理事の指名および会務の指定が行われました。

 続いて、2008年度(平成20年度)事業報告、決算報告および関連財務提案が承認され、2009年度(平成21年度)の事業計画および予算案が説明提案されました。2009度事業方針の骨子は次の通りです。
 今後のSICEのための大きな3つの柱である 1)SICE Anytime Everywhere(いつでもどこでもSICE、2)産業界との積極な関わりに対する基盤強化、3)SICE内外での異分野融合・横断型活動 の基本方針のもと、必要な継続中の事業も含めて推進すべき主な活動計画
 (1)2011年に向けてSICEおよび関連分野の社会と産業における重要性をアピール
 (2)SICEの知名度向上を図るためにオンラインハンドブックを含むWeb、ホーム
  ページの整備をすすめSICE内外への情報発信と訴求を強化
 (3)SICEの強い面を活かした産業界との連携の基盤強化について、事業委員会を
  中心とする新しい事業グループの再検討と推進
 (4)産業界の国際競争力を高めるSICEの貢献の一環として、新設の国際標準化委
  員会での本格活動を推進
 (5)部門間、支部間の融合を活性化するメカニズムの構築と他学会・他分野との
  連携を図る戦略について部門・支部グループを中心に立案・推進
 (6)事業の将来を見通した新公益法人制度の制度設計と財務のあるべき姿を描き、
  SICEの今後の枠組みとグラウンドルールの確立
が、予算案とともに審議され、全会一致で承認されました。この3年で顕在化しつつある、とりわけ会費、広告、著作物関係に収入減に対応する施策の立案・実行も含めて、出席者全員で2009年度のSICEの大きな前進に向けた活動の推進を確認しました。

 
                第48回定時総会風景                      特別講演風景
 
 特別議案として、定年などで常勤職を退かれた長年の正会員の方を対象とする「優遇会費制度」についての理事会提案がありました。本件は、2007年度より検討を重ねてきたもので、今後のSICEのためにシニア層の方に永くSICEの場でに活動を継続していただくための1つの制度で、2010年度会費より適用されることが全会一致で承認されました。
 報告事項として田中総務理事新公益法人対応準備委員会よりの準備状況中間報告が行われました。約1年調査・検討してきた制度設計、財務設計の第1フェーズの成果として、公益社団法人移行を選定として定款改正素案および事業区分毎の収支相償について財務シミュレーションが示されました。今後さらに第2フェースの作業を進め、6月に基本方針を理事会決定し、8月に臨時総会を開催して、2009年中の移行計画を承認願う予定である。SICE始まって以来の組織・ルールの見直しとなるので、評議員の方をはじめ会員のみなさまのご意見を積極的にいただいて計画を進めて行く予定です。
 恒例の学術奨励賞13件の贈呈が行われ、若手研究者・技術者の今後の活躍にエールを送りました。さらに計測制御エンジニア認定証が、10名に授与され、2008年度の認定者は累計で48名となり、今後の計測制御エンジニア会の活発な活動が期待されます。

 なお、特別講演では経済産業省産業技術環境局情報電子標準化推進室長 井上幹邦氏をお招きし、「国際標準化の取り組みとビジネスへの活用方策」をお話しいただきました。同氏には2008年度から準備を行い2009年度から発足したSICE国際標準化委員会にもご指導をいただいており、活発な質疑があり、参加者にとって有意義な機会となりました。

 総会終了後、恒例の会員懇親パーティが開催され、例年より多くのご来賓と会員が出席され懇談を楽しみました。SICEに長年貢献された方々を代表して、北森俊行元会長より今後のSICEの発展へのエールを込めたご挨拶をいただきました。
                     

(文責 SICE事務局 島貫 洋)

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