SICE 社団法人 計測自動制御学会
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 計測自動制御学会(SICE)拡大理事会(会議シリーズ)2009報告

2009年11月24日(火)

                  計測自動制御学会(SICE)
              拡大理事会(会議シリーズ)2009報告

総務担当理事 田中 敏幸

 計測自動制御学会(SICE)としては、2月の定時総会、8月のAnnual Confrence とともに三大行事である拡大理事会2009が、11月14日(土)、15(日)の両日、埼玉県武蔵嵐山の国立女性教育会館(NWEC)で開催された。

 今回がHPでの初めての報告なので、拡大理事会について簡単に説明したい。
 その中心はなんといっても「テーマ討議」である。企画委員会が理事会などの意見も集約して、春から夏にかけてSICEの向こう3年程度の活動の課題から、将来展望を拓くのに重要なものを選び3つのテーマとして抽出する。夏から1ヶ月以上かけて、各テーマのリーダーグループ中心に討議の焦点を検討して行く。拡大理事会初日の午後に役員、支部長、部門長などが分科会にわかれて討論し、結果をまとめる。2日目の午前に各分科会の討論結果の発表とまとめの合評が行われる。これには、役員、支部長、部門長が全員参加しているので、翌年度の事業計画に反映され、テーマによっては大きなプロジェクトとなるものものある。SICEとしては、近未来の事業と姿を考える、企業で言えば、中期計画検討を行う、最も重要な場である。

 今年2009年度は、テーマ(リーダーグループ)として、
・分科会1 「新しい将来ビジョンによる活性化」(リーダー:菅野、佐藤理事、千田委員)
・分科会2 「産業界に魅力ある産官学連携強化」(リーダー:瀬尾、大塚理事、白井委員)
・分科会3「これからのSICE横幹型戦略」(リーダー:篠田、大倉、川井理事)
が選ばれ、真剣な討論とまとめが行われた。いずれも2011年秋の50周年に向けて重要で喫緊の課題であるが、分科会1については、これまでの同種の議論も振り返り、将来ビジョンを語る場を広げて現在シーズとし明確になっているものも含めて骨太の俊敏にまとめていくことのアクションが提案された。
 分科会2では、産業界の参画の基盤を確立し、育てて行くための具板策としての、産業界からの論文のあり方、異業種・分野ごとの連携戦略、人材育成などの提起が行われた。
 拡大理事会でははじめて単独テーマである横幹連合を含む横断型戦略を検討した分科会3では、・分野横断連携のための障壁を下げる、・連携テーマの発掘の支援、・ビジョンのもとでの連携、という横断型戦略の背骨となる仕掛けが提案され、具体化まで進んだ。
 討議からの提案は、昨年度より、重要性、緊急性、投資量などのパラメーターともに提案されるようになっているので、事業計画への反映がし易くなっている。現在、理事の会務委員会、部門、支部で進んでいる2010年度事業計画が充実したものとなることを期待している。

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 拡大理事会会議シリーズでは、2010年度理事候補者委員会の審議が行われ、候補者が概ね決まるとともに、支部協議会、第4回理事会も行われ、2009年度締めに向けた重要なことが審議されている。

 1泊しての会議シリーズのため、夕食後の懇談でのオフと充実した内容の濃い会議でのオンとの組み合わせで、SICEのキーマンの間の一体感の醸成に役立つことも、拡大理事会ならではの光景であった。  

(文責 事務局 島貫)

   熱を帯びるテーマ討議結果の発表と合評会      紅葉まっさかり深秋の一泊会議にふさわしNWEC
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