SICE Annual Conference 2010 in TAIWAN (SICE2010)速 報
SICEが、台湾における友好学会である Chinese Control Society(CACS)の全面的な協力を得て、初めて海外で主催したSICE2010は、8月18日(水)より台湾台北市の
Grand Hotel Taipei(圓山大飯店)で開催され、8月21日(土)に4日間の会期を成功裡に終了しました。
20ヵ国から725件の論文発表があり、ワークショップや SICE Week 2010公開イベントも含めて約1,000名の参加者がありました.SICEの分野におけるConfereceとして、また、SICE
Annual Conference としても過去最大規模のものの一つとなりました。
SICE2010のこのような成功は、CACSとSICEによる共同実行委員会(大須賀公一(大阪大学)、
Tzuu-Hseng S. Li (国立聯合大学)両共同委員長)による2年におよぶ周到な準備と運営、とりわけ、SICEの2002年以来の国際会議としての実績に基づくConference全体設計と実装、CACSによる
Conference Site Hostとしての準備の大きな貢献によるものです。台湾随一の圓山大飯店を会場とした
これまでにない会場装飾を含む Conference Site デザインには目を奪われるものがあり、日本から参加した若手研究者・技術者にも大きな印象を残しました。
また、SICEの新しい時代に向けた事業活動の基本方針の一つである、産業界における連携の基盤を確立することの観点からも大きな前進がありました。国際標準化活動および国際標準技術に関する3つのシリーズオーガナイズドセッションやワークショップが、日本における計測・制御業界の工業会である日本電気計測器工業会(JEMIMA)との連携共同のもと、台湾におけるJEMIMAの友好工業会であるTaiwan
Electrical and Electronic Manufactures’ Association (TEEMA)の協力も得て行われました。これは初めての日本と台湾の計測・制御の分野での学会と工業会のコラボレーションの機会となりました。
SICE Annual Conference は、年に1度のアジアにおける計測、制御、システムインテグレーション分野の世界中の研究者・技術者などの交流の場もありますが、8月20日に開かれた、台湾における歴史的な晩餐会などが行われた壮大な圓山大飯店12階大會廳(Grand
Ballroom)での60卓着席の大Banquetをはじめ各種の Reception では参加者の交流の輪が広がり、また、SICE50周年記念SICE
2011 in Tokyo
(早稲田大学)での再会を誓い合いました。