計測と制御 2012年 6月号

VOL. 51, 2012

ミニ特集「環境とロボットとのインタラクションデザイン」

ロボットを社会に普及させていくためにはロボット自身の性能向上の研究開発は必須であるが,それだけでは種々の環境や用途に対応できない.そこで,実空間での人とロボットとのインタラクションのデザイン,環境や対象物とのインタラクションのデザインのあり方を調査研究し,設計指針を明確化できれば,ロボットの普及も促進できると考える.本企画では,調査研究会での研究開発の状況,およびその後の研究について紹介し,ロボットの社会普及に役立てるものである.

ミニ特集「エネルギー効率の追求と国際標準化」

今日,われわれ人類にとって,ハイレベルな低炭素社会へ向けた製造オートメーションシステムを実現する十分な計測・制御技術の必要性が急速に増してきている.東日本大震災の影響による電力不足に直面し,まさに省エネ,あるいはエネルギーの効率的な運用が叫ばれているところである. このような背景の下で,いくつかの国際標準化組織は昨今,この主題分野において活動を始めている状況である.たとえば,IEC/TC65/JWG14における最近の活動として,産業オートメーションにおけるエネルギー効率化(EEIA)やエネルギー効率化に対するICT(ICT4EE)というフォーラムが注目されている.この特集では,エネルギー効率化,低炭素社会への遷移を促進するために,その最新の状況について報告する.

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