(社)計測自動制御学会は、6部門からなる部門制となっておりますが、そのうちの「システム・情報部門」に属しています。 このシステム・情報部門は、「システム工学部会」の他に、マンマシンシステム、知能工学、生体・生理工学、自律分散システム、ニューラルネットワーク、離散事象システム、社会システムから構成されています。 システム工学部会は、1967年に、工学的システムおよび情報工学的アプローチなどに関する広範な学術・技術を扱う部会として設立されて以来、システムシンポジウムの主催を軸として、研究会や講演会などの活動を通して、システム工学分野の発展に貢献してきました。この間、システム工学においては新しい理論や手法が生まれ、当部会の萌芽期よりそれらを積極的に取り上げてきており、それらのいくつかは分野として確立し、前述のシステム・情報部門の他部会が独立するときの母体組織になっています。

このようにシステム工学の分野では、絶えず新しい理論や手法および分野が生み出されている一方で、システム工学が対象とする工学的システムもますます複雑化・大規模化しています。システム工学部会は、引き続きシステム工学分野での先駆的な推進母体となるべく活動を進める予定です。その方向として、

  1. 萌芽的分野の先駆的発掘と発展・推進
  2. 境界領域の交流や融合
  3. 基礎分野や広域的な複合分野の確立

をとくに心掛けていきます。