スペシャル・セッション(SS)募集

SSI2025では,スペシャル・セッション(SS)として,特定のテーマに関してまとまった発表・ディスカッションや領域のアピールを行なっていただくことができます.SSの規模としては5件~30件程度を想定しています.なお,クローズドなSSを企画することはできません.発表者には発表申込時に,採択されたSSを含むセッション一覧の中から最もふさわしい一つを選択していただきます.

スペシャルセッションの募集は締め切りました. なお,講演予定の方々には,本企画提案とは別に,講演申込から発表申込期限までにお申込みいただくようにお伝えください。

採択済みSSリスト一覧


SS01: 強化学習とそのハイブリッド手法の最前線
  • オーガナイザ:
    宮崎 和光(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構),高玉 圭樹(東京大学)

  • 概要:
    近年,深層学習が注目を集めている.特に,強化学習と深層学習を組み合わせた DQN (deep Q-Network) の公開以来,PPO (proximal policy optimization) や DDPG (deep deterministic policy gradient) といった多くの深層強化学習手法が提案されている.また,ChatGPTのベースとなっているTransformerに対する注目度も高い.本スペシャルセッションでは,強化学習,深層学習,進化計算,メタ学習,転移学習,カリキュラム学習,zero-shot学習,大規模言語モデル(LLM),diffusion modelといった個々の要素技術に関する成果はもとより,これらを融合させた手法に関する成果を幅広く募集する.

SS02: 社会シミュレーションが拓く未来社会
  • オーガナイザ:
    貝原 俊也(大阪工業大学),寺野 隆雄(千葉商科大学),喜多 一(京都大学)

  • 概要:
    社会シミュレーションは、政策や戦略の社会影響評価や、自然災害・感染症などのリスク予測とその対策、交通・エネルギー・公共施設などの統合的評価による都市未来像の構想など、色々な分野への貢献が期待されている。そこで本セッションでは、社会シミュレーションに関する新たな技術や課題解決の取り組みについて広く発表を募集する。

SS03: ファイナンシャル・ビジネスエコノミクスとシステム・情報技術
  • オーガナイザ:
    高橋 大志(慶應義塾大学)

  • 概要:
    近年、ファイナンスおよびビジネス領域において、システム・情報技術を活用した取り組みが盛んに行われており、データ解析、コンピュータシミュレーション、自然言語処理、画像分析、IoT、セキュリティーやプライバシーマイニング、地図情報(GIS)等のアプローチを通じ、資産運用、企業金融、会計、マーケティング、企業組織、経営戦略、不動産、ガバナンス、情報システムなど、様々な経営課題に対して取り組みが進んでいます。本セッションでは、ファイナンスおよびビジネス分野における実証的・理論的研究および関連する諸研究を広く募集します。

SS04: 精神疾患の特定と理解を支える計測・モデリング・システム技術の最前線
  • オーガナイザ:
    信川 創(千葉工業大学),小島 大樹(千葉工業大学)

  • 概要:
    精神疾患の特定を支援するバイオマーカーの開発や病態理解に関する研究は,近年,神経科学・医学・工学といった多領域の融合によって急速に進展している.具体的には,動物モデルを用いた神経生理学的研究から,ヒトを対象とした脳イメージングや生体信号解析,さらに観測が困難な脳ネットワーク機構を推定するデジタル脳技術(例:機械学習・生理学的知見に基づく神経回路モデル)まで,多階層的なアプローチが展開されている.また,従来の薬物療法に加えて,認知行動療法や環境調整,教育・育成環境における非薬物的アプローチの重要性が認識されつつあり,それらを支える実験系や支援技術の研究も活発化している. 本スペシャルセッションでは,精神疾患の病態理解および支援・予防に貢献する多階層的アプローチに焦点を当て,生体信号の計測・解析・モデリング手法に関する最新の研究成果を広く募集する.分野横断的な知見の集約と将来展望の共有を通じ,精神疾患に対するより深い理解と多様な支援方法の発展を目指す.(詳細ページ)

SS05: 進化計算の潮流と未来
  • オーガナイザ:
    田中 彰一郎(福知山公立大学),畠中 利治(福知山公立大学),佐藤 寛之(電気通信大学)

  • 概要:
    進化計算に関するあらゆる話題を対象とし,理論的研究から実践的応用,最新のアルゴリズム研究,関連分野との融合的アプローチまで,幅広い研究発表を募集します.進化計算は,グローバルな最適化問題の解法として発展を続けており,多目的最適化,制約付き最適化,動的環境下での最適化,機械学習との統合,さらには産業応用や実社会での課題解決にも活用が広がっています.本セッションでは,これら多様な研究の「潮流(現在)」を俯瞰するとともに,「未来」を見据えた新しい視点・挑戦的試みも歓迎します.進化計算の理論・手法・実装・応用のいずれにおいても,新しい知見やアイデアをお持ちの方々の積極的なご投稿をお待ちしています.

SS06: 知的インタラクション
  • オーガナイザ:
    今井 順一(千葉工業大学),福本 誠(福岡工業大学),湯浅 将英(湘南工科大学),石橋 賢(熊本県立大学)

  • 概要:
    近年の目覚ましい技術発展はHCIやHI,ユーザ間のインタラクション研究にも大きな変化をもたらし,特にAIや情報技術によるユーザ活動の補助,拡張,協調作業への応用に関する議論が活発に行われています.これらのアプローチは,単なるユーザビリティ向上に留まらず,ユーザの満足度や感性評価の向上にも寄与すると期待され,その進展が注目されています.本セッションではこのような「人」を中心に据えたインタラクションにおけるAIや情報技術に焦点を当て,関連する調査研究,システム開発,応用事例などを幅広く募集します.

SS07: 不便益システム
  • オーガナイザ:
    川上 浩司(京都先端科学大学)

  • 概要:
    不便であることの効用を積極的に活用する人間機械系やサービスのデザイン,運用,性能評価などを議論する.

SS08: 医療・ヘルスケア・生体応用におけるシステム・情報技術
  • オーガナイザ:
    市地 慶(東北大学),ZENG YUWEN(東北大学),張 彰(東北大学),張 暁勇(仙台高等専門学校),湯田 恵美(三重大学/東北大学),杉田 典大(東北大学),本間 経康(東北大学)

  • 概要:
    診断・治療・予防・健康管理などの医療・ヘルスケア分野のみならず個人生体認証やフェイク動画の検出まで,人に由来する様々な信号・データを対象に識別・解析・予測を行うさまざまなシステム・情報技術の応用研究が展開されている.たとえば,検診データ中に含まれる新たな疾患サブタイプの探索的解析や,医療画像データを用いた疾患の早期発見,個人の健康や活動状態,あるいは個々人を識別をするため生体由来の信号・情報解析の手法などが研究・開発されている.これら人に由来する信号・データを対象とした研究・開発においては,各タスクに特化するようシステム・情報技術の高度な応用が求められる.一方,信号・データの個人差への対応や少数データに基づいて汎化性の高いモデル・システムを構築する工夫など共通する課題も多い.本スペシャルセッションでは,医療・ヘルスケア・生体応用研究における萌芽的な取り組みの紹介から,新たなシステム・情報技術の提案や,既存システム・情報技術の応用検証まで幅広く発表を募集し,各研究で得られたシステム・情報技術の工夫・知見の共有し,今後の研究開発の方向性を探る.

SS09: 博士課程在籍者対象セッション
  • オーガナイザ:
    SSI2025実行委員会

  • 概要:
    博士課程在籍者同士での交流を主目的としたセッションです。システム・情報に関するものであれば内容は問いませんが、応募者多数の場合は、事前に選考させていただく場合があります。なお、博士課程在籍者でSICE非会員の方が、「参加登録ページ」にて「博士課程進学予定者等を対象した入会キャンペーン利用者」を選択した場合には、こちらでご発表ください。